Nationals Nation

マックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグ、タナー・ロアーク、ダニエル・マーフィー、ブライス・ハーパー、トレイ・ターナー、マイケル・コペック、イチロー、ワシントン・ナショナルズ、佐倉絆ちゃん、友田彩也香ちゃん、星美りかちゃん、天使もえちゃん、鈴村あいりちゃん、大橋未久ちゃん、石原莉奈ちゃん、音市美音ちゃん、戸田真琴ちゃん、波多野結衣ちゃん、かさいあみちゃん、アタッカーズ、橋本環奈ちゃんについて語る星鈴のブログです。

カテゴリ:MLB > ナショナルズのリリーフ

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s-マット・ベライル

【Wikipedia】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%AB

【成績】
http://www.fangraphs.com/statss.aspx?playerid=1837&position=P
http://www.baseball-reference.com/players/b/belisma01.shtml

【投球分析】
http://www.brooksbaseball.net/landing.php?player=279571

【PITCHf/xとは】
https://ja.wikipedia.org/wiki/PITCHf/x

1998年のドラフトで2巡目(全体52位)指名され、アトランタ・ブレーブスに入団する。
2003年にトレードでシンシナティ・レッズに移籍した。
2009年にコロラド・ロッキーズに移籍してからは再びリリーフに転向した。
2015年はセントルイス・カージナルスに移籍し、1勝1敗、防御率2.66の好成績を挙げた。


20160403-01

【平均球速】
4シームの平均球速は年下降しており、2015年は90.72マイルとMLB平均を割り込んでいる。
スライダーは同84.75マイルで投球の大半をこの2つの球種が占める。


20160403-02

【最速】
2010年には97.11マイルあった4シームの最速も今や91.72マイルと平凡な球速になっている。


20160403-03

【配球】
4シーム 55.23%
チェンジアップ 1.31%
スライダー 30.39%
カーブ 8.82%

投球の85.62%を4シームとスライダーが占めている。
4シームは横-4.38インチ、縦8.52インチと変化も平凡だ。
スライダーは、横1.51インチ、縦3.05インチと落差はそれなりにある。


20160403-04

【球種】
4シームの空振り率は4.44%と当てられやすい。
しかし、スライダーは17.20%と高く、これが武器になっている。
カーブも12.96%と打者の目先をくらます球としては使える球だ。


20160403-05

【対左打者・対右打者】
左打者に.239、右打者に.271と右投手なのに右打者に打たれやすくなっているのが気がかりだ。
というよりも、打者を圧倒できる投手ではないだけに、変化球やコマンドなど球速に代わる武器が欲しいのだが…。


20160403-06

【ピンチにおける強さ】
走者なしで.261、走者ありで.258、得点圏に走者ありで.222と走者を置いても置かなくても大差はなかった。


36歳という年齢から、馬車馬のような働きは期待できない。
ナショナルズの本音としては、優秀な若手リリーフが育っていないので、仕方なく数合わせとして契約した面があると思われる。
ペティットのカーブやケリーのスライダーみたいに絶対的な変化球があればいいので、スライダーの質の向上を目指して頑張って欲しい。

5
s-ジョナサン・パペルボン







【Wikipedia】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%B3

【成績】
http://www.fangraphs.com/statss.aspx?playerid=5975&position=P
http://www.baseball-reference.com/players/p/papeljo01.shtml

【投球分析】
http://www.brooksbaseball.net/landing.php?player=449097

【PITCHf/xとは】
https://ja.wikipedia.org/wiki/PITCHf/x

2003年、ドラフト4巡目(全体114位)でボストン・レッドソックスに入団する。
レッドソックスでは先発で育成されていたが、キース・フォークの代役として臨時にクローザーを務めることになり、そのままクローザーとして定着した。
私は、初めてパペルボンを見たときに伸びのある圧倒的な4シームに驚嘆した記憶がある。
私は、クローザーではなく、先発で起用した方がいいと思っていたけど、ここまで349セーブを挙げてきたことを思えば、クローザーを選んだパペルボンの選択は間違ってなかったといわざるを得ない。

しかし、2015年はその投球よりもブライス・ハーパーとの乱闘に注目が集まってしまった。
事の発端は、パペルボンが危険球を投げてしまい、ハーパーがインタビューのときに「その報復を受けるのは自分なのでウンザリする」と発言したことだった。
それは事実だろうけど、それまでのハーパーの振る舞いがチームメイトに快く思われていない面があったのも事実だった。
ハーパーが外野フライで全力疾走しないことを咎めたパペルボンと口論となり、パペルボンが殴り掛かったのだった。

このとき、無能だったウィリアムズ監督は求心力を失っており、チームも地区優勝を逃して、雰囲気も最悪な状態だった。
ウィリアムズ監督は2人を止めることもなく、Sluggerによれば「嵐が過ぎ去るのを待っている」状態だったらしい。
ナショナルズは、パペルボンに出場停止を課し、オフにはトレードするという方針をとった。
しかし、思うようなトレードはまとまらず、チームに残留することが決まった。

私は、個人的にはこの残留を歓迎している。
というのも、ポストシーズンを勝ち抜くためには絶対的なクローザーが必要で、ゴットやトライネンではその重責は勤まらない、というのが理由の一つで、もう一つはハーパーの横柄な態度を抑えるためにも、こういう選手が必要だからだ。
現実問題、ハーパーを注意できるほどの実績があるのはパペルボンとシャーザーくらいで、頭のいいシャーザーは不協和音になるようなことはいわないと思われる。
なので、パペルボンがいることによって、ハーパーの横暴を抑え、選手個人のエゴを許さないチーム作りを目指して欲しいからだ。

ハーパーも、このままでは誰もが認める大選手でありながら、チームに世界一をもたらせないバリー・ボンズのような選手になってしまうだろう。
それを防ぐためにも、パペルボンのような存在が必要なのだと考えているのだ。

余談になるけど、試合後のインタビューのときのハーパーの痣は本当にすごかった…。
あんなに痣ができるパンチを見舞っていたなんて、パペルボンの戦闘力はすごいよね!!


20160117-01

【平均球速】
不調だった2010年を除き、非常に安定した成績を残している。
4シームの平均球速は2007年の96.64マイルから92.12マイルまで低下しているが、その分、スライダーが向上しており、クローザーとして力が衰えている訳ではない。
スライダーは平均80.20マイル、スプリッターは86.65マイルとなっている。


20160117-02

【最速】
2007年には100.44マイルあった4シームの最速も今や95.46マイルとクローザーとしては平凡な球速になっている。


20160117-03

【配球】
4シーム 67.58%
スライダー 17.41%
スプリッター 15.01%

投球の約3分の2を4シームが占めている。
最速100マイルの速球が95マイルにまで落ちたとはいえ、依然として4シームが投球の軸になっているのは、4シームに伸びがあり、打者から見れば浮き上がってくるように見えるからだそうだ。
スライダーは、球速こそないが、落差が非常に大きく、スプリッターも落差は大きい。


20160117-04

【球種】
もはやMLBのリリーフ投手の平均球速くらいしかない4シームだが、空振り率は12.54%と高い。
スライダーは17.76%、スプリッターは19.08%と非常に高く、4シームの球速の衰えを変化球とコマンドで補っている。
これ加えて、ハーパーにでも殴り掛かれる気の強さを持ち合わせているのだ!!
クローザーにいちばん必要なのはこの気の強さで、この気の強さを弱気なストラスバーグに伝授してもらいたいくらいだ!!


20160117-05

【対左打者・対右打者】
左打者に.271、右打者に.171と左打者に打たれやすくなっているのが気がかりだ。
2014年まではどちらも大差はなかっただけに、2015年はたまたまという可能性もあるが…。


20160117-06

【ピンチにおける強さ】
走者なしで.265、走者ありで.162、得点圏に走者ありで.169と走者を置いたときの方が圧倒的に打たれにくい。
これが一流のクローザーたる所以だろう。


クローザーはチームの要であり、パペルボンが残留したことはナショナルズにとって「大きな補強」になったに違いない。
ポストシーズンを経験が不足しているゴットやトライネンで乗り切れるはずがないのだ!!
有り余るパワーを今度は相手打者に向けて、世界一に向けて大いに貢献して欲しいと思う。
頑張れ、パペルボン!!

5
s-アーロン・バレット



【Wikipedia】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88

【成績】
http://www.fangraphs.com/statss.aspx?playerid=11243&position=P
http://www.baseball-reference.com/players/b/barreaa01.shtml

【投球分析】
http://www.brooksbaseball.net/landing.php?player=502578

【PITCHf/xとは】
https://ja.wikipedia.org/wiki/PITCHf/x

2010年にドラフト9巡目(全体266位)でナショナルズに入団した。
2014年にメジャーに昇格し、波があったものの3勝0敗、防御率2.66という好成績を残した。
2015年はさらなる飛躍が期待されたが、まるで呪われているかのようなシーズンを過ごした。
奪三振率10.74、与四球率2.15でありながら、防御率4.60という信じられない結果に終わったのだ。
BABIPが.351、FIPが2.21、xFIPが3.03だから、とてつもなく運が悪かったとしかいい様がなかった。
トドメは、肘の故障によるトミー・ジョン手術だった。
今季は、9月ごろにチームに合流できれば上出来だろう。


20151231-18

【平均球速】
シンカーの平均球速は94.63マイルと中継ぎとしては合格点だ。
伝家の宝刀のスライダーの平均球速は86.10マイルと非常に速い。
94~95マイルの速球と圧倒的なスライダーが武器という点でショーン・ケリーと似たタイプの投手である。


20151231-19

【最速】
シンカーの最速は98.14マイルと素晴らしい球速を誇っている。
スライダーの最速は88.19マイルとカッター並みの球速だ。


20151231-20

【配球】
4シーム 18.32%
シンカー 41.68%
チェンジアップ 0.42%
スライダー 39.58%

事実上、4シーム、シンカー、スライダーの3球種で勝負している。
スライダーは横の変化が非常に大きく、落差も非常に大きい。
これだけ変化が大きなスライダーを投げるのは難しいと思われるが、4シームやシンカーを上回るストライク率になっている。
球種を増やさず、このスライダーを絶対的な変化球に昇華させることでMLBで生き残っていこうとしている。


20151231-21

【球種】
シンカーの空振り率は、6.06%と高くないが、スライダーは25.53%と素晴らしい空振り率になっている。
4シームも9.20%とまずまずだ。


20151231-22

【対左打者・対右打者】
左打者には.200、右打者には.269と右打者の方に打ち込まれている。
29.1回と登板回数が少なかったので、こういう結果になっただけで、長く投げれば右打者の被打率も落ちていくだろう。


20151231-23

【ピンチにおける強さ】
走者なしで.196、走者ありで.290、得点圏に走者ありで.333と中継ぎとして失格としかいい様のない成績になっている。
しかし、上記の通り高過ぎるBABIPが原因と思われるため、復帰すればそれなりの好投は期待できるだろう。


トミー・ジョン手術のリハビリ期間を考えれば、今季中に復帰するのは難しいだろう。
私の希望通りリベロを先発で起用してくれれば、現時点で、

【先発】
シャーザー
ストラスバーグ
ゴンザレス
ロス
リベロ

【中継ぎ】
ケリー
ペティット
ソリス
ペレス
ロアーク

【セットアッパー】
トライネン

【クローザー】
ゴット

になると思われる。
ただ、去年の投球を見てわかるとおり、ロアークに中継ぎの適正はなく、かつ15勝、防御率2.85の投手に中継ぎをさせるのもモチベーション低下を招くだけだ。
ロアークはパペルボンと共にトレードに出して、優秀な中継ぎをもう1人獲得し、あとは薄手の野手の控えを獲得するのが望ましい。
15勝、防御率2.85の投手を放出してまでリベロを先発で使う価値があるのかと問われれば、私の答えはYesだ。

5
s-サミー・ソリス



【Wikipedia】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%AA%E3%82%B9

【成績】
http://www.fangraphs.com/statss.aspx?playerid=11457&position=P
http://www.baseball-reference.com/players/s/solissa01.shtml

【投球分析】
http://www.brooksbaseball.net/landing.php?player=519301

【PITCHf/xとは】
https://ja.wikipedia.org/wiki/PITCHf/x

みなさん、あけましておめでとうございます!!
今年最初の記事は、ナショナルズの抱負とかを書こうかと思っていたんですけど、あと2人でナショナルズのリリーフが書き終わるので、先にこっちを書いておきます。
先発は全員書いてるので、それを書けば、現時点で開幕ロースター入りしそうな投手全員書き終わりますからね。


さて、そんな訳で2016年最初に扱う選手はサミー・ソリスだ。
ソリスを初めて見たのは2014年のオープン戦で、95マイルの速球を投げていたので、将来的には97マイルの速球が投げられるだろうなと期待していたのだ。
97マイルの左腕は貴重なので、私はどちらかというと先発で育てて欲しいと思っていた。
しかし、2015年のオープン戦でフェリペ・リベロを見たとき、ソリス以上の可能性を感じたので、リベロが先発になり、ソリスは中継ぎでいいなと思ったのだ。
2010年のドラフト2巡目(全体51位)でナショナルズに入団し、トミー・ジョン手術を経て、2015年にメジャーに初昇格した。


20151231-12

【平均球速】
4シームの平均球速は94.52マイルと左腕にしてはまずまずだ。
チェンジアップの平均球速が85.36マイルとカーブが同82.20マイルと変化球の球速も速い。


20151231-13

【最速】
2014年のオープン戦のときの私の勘は当たり、4シームの最速は97.15マイルと素晴らしい球速を誇っている。
チェンジアップは最速87.86マイル、カーブは同86.31マイルとなっている。


20151231-14

【配球】
4シーム 72.47%
チェンジアップ 11.52%
カーブ 16.01%

4シーム中心の配球になっている。
ただ、これは下記の通りカーブが良くないためで、もう少しカーブを磨くか、スライダーなど他の球種をマスターしなければ投球の幅が狭くなってしまう。
4シームは伸びがあり、コマンドも平均レベルはあるので、チェンジアップに加え、もう1つ信頼出来る変化球が欲しいところだ。
チェンジアップは横の変化がほとんどなく、縦に落ちるだけの球なのだが、これが非常に優れた球になっている。
カーブは球速はあるが、横も縦も変化が小さくなっている。


20151231-15

【球種】
4シームの空振り率は9.30%だ。
上記の通り、あと1つ優れた変化球があれば、4シームはもっと輝くだろう。
意外なのがチェンジアップで、そこまでいい印象は持ってなかったけど、空振り率21.95%と最高レベルの変化球になっている。
恐らく4シームと全く同じフォームで投げられて、打者のタイミングを外すのに長けた変化球になっているのだろう。
その一方で、変化量を犠牲にして球速を上げたカーブが功を奏しているとはいい難く、空振り率はわずか7.02%に留まっている。
4シームの平均球速は94.52マイルは、左腕としては上出来だが、速球1本で押し切れる球速でもない。
カーブの向上、もしくはこれに代わる変化球のマスターが成功の鍵を握ることになるだろう。


20151231-16

【対左打者・対右打者】
左打者に.333、右打者に.250と左腕でありながら左打者に打たれている。
対戦した数が少ないので参考にはなりにくいが、右打者に対してはチェンジアップが効果があるが、左打者に対しては有効な変化球がないということだろう。


20151231-17

【ピンチにおける強さ】
走者なしで.226、走者ありで.361、得点圏に走者ありで.409とピンチになるほど弱い。
1年目なので、大目に見るべき面はあるとしても、改善が必要だろう。


1年目で1勝1敗、防御率3.38と表面的には上出来だが、課題も多く見つかったシーズンだった。
しかし、いい速球を持っているので、トライネンと同じく上手く育てれば化ける可能性はあると思う。
マダックス投手コーチの手腕に期待しよう。

5
トレイネン2



【Wikipedia】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%8D%E3%83%B3

【成績】
http://www.fangraphs.com/statss.aspx?playerid=12572&position=P
http://www.baseball-reference.com/players/t/treinbl01.shtml

【投球分析】
http://www.brooksbaseball.net/landing.php?player=595014

【PITCHf/xとは】
https://ja.wikipedia.org/wiki/PITCHf/x

2011年、MLBドラフト7巡目(全体226位)でアスレチックスに入団した。
2013年1月に三角トレードでナショナルズにトレードされた。
当初は先発だったが、ナショナルズは先発の層が厚いため、リリーフに転向することになった。
私もトライネンはリリーフの方が合っていると思う。
今季は、圧倒的な球速を武器にセットアッパーに定着することが期待されている。


20151231-06

【平均球速】
シンカー主体の投球をするが、そのシンカーの平均球速は97.09マイルと圧倒的だ。
チェンジアップも平均89.47マイル、スライダーも87.55マイルと素晴らしい。
しかし、現状ではこの素晴らしい球速が投球に活かされているとはいい難い。


20151231-07

【最速】
シンカーの最速は、何と101.92マイル(!!)だ。
素質からいえば、MLB屈指のクローザーになれるはずである。
チェンジアップは最速92.66マイル、スライダーは最速91.49マイルだ。
デビュー当時のストラスバーグに匹敵する球速だ。


20151231-08

【配球】
4シーム 14.04%
シンカー 55.638%
チェンジアップ 0.60%
スライダー 29.98%

4シームの変化は縦、横共に平均的だが、シンカーは横-9.76インチ、縦3.46インチとまずまずの変化になっている。
チェンジアップも横-9.40インチ、縦4.01インチと大きな変化になっている。
しかし、一件良さそうなこのチェンジアップはほとんど投げていない。
スライダーは横2.45インチ、縦-2.49インチとすさまじい変化球になっており、これがトライネンの最大の武器になっている。



20151231-09

【球種】
100マイルを超える球速、そして魔球のようなスライダーを持ち合わせていながら、防御率3.86で、奪三振率8.65止まりの原因はどこにあるのだろうか?
それは空振り率3.35%でしかない4シーム、同5.94%でしかないシンカー、そして配球にあると私は思っている。
あれだけの球速がありながら、これだけ低い空振り率になっているのは、フォームが見やすいなどの欠点があるのではないかと思う。
4シーム、シンカー共に変化が小さい棒球になっている訳ではないので、恐らくそうだろう。

そして、落差の大きなスライダーを活かすためには、シンカー主体の投球よりも4シームで高めを攻めるべきだと思う。
本来、100マイルの速球があれば、低めよりも高めを攻めた方が空振りを奪いやすいし、高めの速球で打者の目線を高めに合わせておいた方が、低めに落とすスライダーの威力が功を奏しやすいのではないだろうか?
沈むシンカーで打者の目線を低めに合わせておいてから、スライダーを落としても効果は薄いと思う。
人間の目は横の変化よりも縦の変化に弱いので、もっと高低を上手く使った攻め方が効果的だと思う。

フォームを改善して、100マイルの4シーム主体で高めを攻め、打者に高めを意識させておいて、落差の大きなスライダーを落とせば、奪三振率は10.00を超えるし、防御率2点台も可能になるだろう。

与四球率4.26と悪くなっているが、これは4シームやシンカーが簡単に打たれてしまうため、コーナーを狙い過ぎたのが原因だろう。
ピンポイントのコマンドがあるとも思えないが、平均的なコマンドは持っている。


20151231-10

【対左打者・対右打者】
左打者に.336、右打者に.184と極端な差が出ている。
上記のフォームの問題に話が戻るけど、特に左打者から見やすいフォームになっていると思われる。
そして、左打者対策として、もっとチェンジアップに磨きをかけて、多投した方がいいだろう。


20151231-11

【ピンチにおける強さ】
走者なしが.278、走者ありが.225、得点圏に走者ありが.239と走者を出しても打たれやすくならない点は評価できる。


MLB屈指の球速とスライダーを活かせば、MLBでも最高のクローザーになる可能性を秘めている。
フォームの改善と4シーム主体の配球、チェンジアップの多投を心掛ければ、30セーブ以上できる素質はある。
今季は、トライネンにとってブレイクできるかこのまま終わるかの岐路に立っているので、マダックス投手コーチの指導で開花することを期待したい。
ぜひ、頑張って欲しいね!!

5
s-ショーン・ケリー

【Wikipedia】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%83%AA%E3%83%BC_(%E9%87%8E%E7%90%83)

【成績】
http://www.fangraphs.com/statss.aspx?playerid=7773&position=P
http://www.baseball-reference.com/players/k/kellesh01.shtml

【投球分析】
http://www.brooksbaseball.net/landing.php?player=518875

【PITCHf/xとは】
https://ja.wikipedia.org/wiki/PITCHf/x

2007年のドラフトでマリナーズに13順目((全体405位)で指名を受ける
2009年4月10日にMLBに昇格した。
2013年2月13日にヤンキースにトレードされ、2014年12月29日にパドレスにトレードされる。
マリナーズで4年、ヤンキースで2年の6年間は平凡な成績しか残せなかったが、パドレスで才能を開花させ、今季のオフに3年1,500万ドルでナショナルズと契約した。


20151221-01

【平均球速】
4シームの平均92.77マイルはリリーフとしては平均的だ。
絶対的な武器であるスライダーは83.54マイルとこちらも平均的だ。
リリーフといえども、今どき2球種しか投げない投手はめずらしい。
それくらいスライダーに自信があるのだろう。


20151221-02

【最速】
4シームの最速96.28マイル、スライダーの最速88.91マイルはまずまずだろう。
平均球速との差が大きいのは、2球種しかないため、同じ球種でも球速の差を付けているのだと思われる。



20151221-03

【配球】
4シーム 44.53%
スライダー 55.47%

投球の過半数がスライダーだ。
通算176勝を挙げた星野伸之は、2球種で勝負するのが究極の投手だといっていた。
例えば速球とカーブだけの投手だと、速球→カーブ、カーブ→速球の組み合わせで投球練習をすればいいが、球種が多くなるほどこの組み合わせが多くなり、管理が大変になると書かれていた。
そして、ある球種をマスターすると他の球種が劣化することもあるので、できるだけ球種を絞り、その球種を絶対的な球に昇華させた方がいいとも書かれていた。
そういわれてみると、サイ・ヤング賞を獲得するような投手で、6球種も7球種も投げる投手を見たことがない。
その点、4シームとスライダーに特化したケリーは有効なやり方を貫いているのかもしれない。

4シームは、横が-1.98インチ、縦が9.59インチと横に小さく縦に大きい変化になっている。
自慢のスライダーは、横が3.19インチ、縦が2.07インチだ。


20151221-04

【球種】
速球の空振り率は9.43%と特筆すべき面はないが、スライダーは21.33%と非常に高くなっている。
変化が大きなスライダーにも関わらず、4シームとストライク率も変わらない。
一般的には、変化が大きいほどコマンドが難しくなるが、このスライダーをここまで正確に操れるところがケリーの才能だと思われる。
奪三振率は11.05と高く、課題だった与四球率も3.48→2.63と改善されてきている。


20151221-05

【対左打者・対右打者】
左打者に.224、右打者にも.210とほとんど変わりがない。
右投手は左打者対策のためにチェンジアップをマスターするのが定石であるが、左打者に対してもスライダーは有効なため、その必要もないだろう。


20151221-06

【ピンチにおける強さ】
走者がいないときは.184と絶対的な強さを誇るが、走者ありだと.263、得点圏に走者ありだと.293と危険な傾向が見えてくる。
リリーフとしては非常に心配であるので、マダックス投手コーチに指導してもらう必要があるだろう。


2015年の投球がマグレだったのか、はたまた実力だったのかがわかる年になるだろう。
ナショナルズのリリーフは、不安定かつ故障が多いので、1年間故障せず、安定した投球を期待したいと思う。
頑張れ、ケリー!!

5
s-ヤスメイロ・ペティット

【Wikipedia】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%82%B9%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%88

【成績】
http://www.fangraphs.com/statss.aspx?playerid=4020&position=P
http://www.baseball-reference.com/players/p/petityu01.shtml

【投球分析】
http://www.brooksbaseball.net/landing.php?player=433589

【PITCHf/xとは】
https://ja.wikipedia.org/wiki/PITCHf/x

2001年にメッツと契約し、2005年に3Aまで昇格したところでマーリンズにトレードされた。
2006年5月13日にマーリンズでメジャー昇格を果たすが、これ以降、トレード、ウェーバー、DFA、独立リーグ、ノンテンダーFAを経験した苦労人だ。
元々が先発だったので、イザというときは先発ができるも強みだ。
制球が安定している点が高く評価できる投手だ。


20151220-01

【平均球速】
4シームの平均球速は89.32マイルとMLB平均を大きく下回っている。
リリーフとしては物足りないといえなくもない。
しかし、ペティットに平均93.0マイルの速球があれば、先発で10勝以上できたとしても不思議ではない。
カーブを中心とした変化球と制球は、それくらい素晴らしいからだ。
今後は、リリーフで生き残っていくために、より一層変化球と制球を磨いて行く必要がある。
今年は、MLBで長く活躍できるか否かの岐路になるだろう。


20151220-02

【最速】
4シームの最速は92.30マイルと平凡だ。
カッターの最速は89.75マイルと4シームと差が小さいので、バットに引っかけさせて内野ゴロに打ち取る投球ができる。


20151220-03

【配球】
4シーム 49.59%
チェンジアップ 11.40%
カーブ 22.26%
カッター 16.65%

4シームはカウントを稼ぐための球で、決め球はカーブとチェンジアップになっている。
通常、右投手が投げれば、4シームは横に大きくシュートするのだが、ペティットの4シームは真っ直ぐに近い球筋になっている。
打者から見れば、スライダーような横滑りとしてくるように見えるだろう。
その反面、縦の変化は大きく、特徴的な4シームとなっている。
カーブは縦の変化が極端に小さく、横の変化だけのスライダーのような球筋だ。
チェンジアップにしても、横の変化だけで、落差は小さい。
私もこの投球分析で色んな投手を見てきたけど、これだけ特徴のある球を投げる投手は初めて見たね。


20151220-04

【球種】
4シームとカッターの空振り率は平凡だが、カーブは26.02%と非常に高く、チェンジアップは10.32%となっている。
変化球に依存する投球になるので、もう少しチェンジアップに磨きをかけて、カーブ並みの空振り率になれば、防御率2点台も見えてくるのではないだろうか?


20151220-05

【対左打者・対右打者】
右打者に.237、左打者に.268で、かつ左打者に長打を打たれやすい傾向にある。
上記の通り、チェンジアップを磨けば有効な左打者対策になり得るので、ぜひそうして欲しいと思う。


20151220-06

【ピンチにおける強さ】
走者なしでは.263、走者ありで.232、得点圏に走者ありでは.195とリリーフとして理想的な投球を見せている。
持ち球だけで勝負するのではなく、打者との駆け引きが優れているのだと思われる。


ナショナルズの先発はエリート投手が多いので、こういう苦労人がブルペンに入ることで、苦労人が活躍しやすい雰囲気を作ってもらいたいね。
ぜひ、ナショナルズの中継ぎのエースになって、共に世界一を目指して欲しい。
頑張れ、ペティット!!

5
トレバー・ゴット



【Wikipedia】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%83%E3%83%88

【成績】
http://www.fangraphs.com/statss.aspx?playerid=15046&position=P
http://www.baseball-reference.com/players/g/gotttr01.shtml

【投球分析】
http://www.brooksbaseball.net/landing.php?player=641627

【PITCHf/xとは】
https://ja.wikipedia.org/wiki/PITCHf/x

ユネル・エスコバル(+ 金銭)とのトレードでマイケル・ブレイディと共にナショナルズに移籍してきた投手。
ナショナルズでは、クローザー候補なるだろう。
今季、エンゼルスに昇格して、4勝2敗0セーブ、防御率3.02を記録した。
1年目にしてはまずまずといえる数字ではあるけど、47.2回で27三振、16四球と、三振が奪えず、四球が多いのが懸念される。

しかし、今季、大活躍をしたエスコバルを放出してまで獲得した投手なので、ナショナルズが才能を開花させる自信があるのだろう。
実績を考えれば、エスコバルと釣り合いが取れる投手ではないので、そう考えないと合点がいかない。
私の正直な意見をいえば、あのトレードは疑問点が多い。

とはいえ、選手の才能を開花させ、キャリアハイを出させることが多いナショナルズなだけに、勝算があって獲得したんだろうと思う。
なので、その点に期待したいと思っている。


20151217-01

【平均球速】
2014年の93.82マイルから96.74マイルと大幅な進化を見せた2015年だった。
チェンジアップやカーブの球速もあり、球速に関しては合格点といえるだろう。


20151217-02

【最速】
最速でも2014年から大幅な進化を見せている。
去年までの最速95.52マイルなら、よほどいい変化球がない限りリリーフとしてブレイクするのは難しかっただろう。


20151217-03

【配球】
4シーム 84.34%
チェンジアップ 1.96%
カーブ 6.18%

ほとんど速球とカーブだけの投球だ。
4シームとなっているけど、球筋としては縦の変化が少なく、シンカーのような球筋になっているね。
カーブの変化は、横・縦共に平均的な変化だ。


20151217-04

【球種】
速球の空振り率7.30%、カーブがわずか2.04%(!!)という空振り率だ。
こんなに空振りが取れないカーブを見たのは初めてだ。
事実上、唯一の変化球であるカーブがこれでは、あの低い奪三振率も納得できる。
カーブやチェンジアップを磨くか、スライダーをマスターするか、いずれにしても質の高い変化球をマスターしなければMLBで活躍するのは難しいだろう。


20151217-05

【対左打者・対右打者】
右打者は.208と抑えているが、左打者には.268と打ち込まれている。
このためにもチェンジアップの向上が必要だろう。
今のところ、球速以外いいところが見えてこない。


20151217-06

【ピンチにおける強さ】
走者がいてもいなくても大差はない。
この点は、リリーフとしては心強いね。


恐らく、これからパペルボンがトレードに出されて、ゴットがクローザーになるのだろう。
エスコバルの穴も大きいので、それを埋められるような活躍を期待したいと思う。
頑張れ、ゴット!!

5
s-オリバー・ペレス

【Wikipedia】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%83%AC%E3%82%B9

【成績】
http://www.fangraphs.com/statss.aspx?playerid=1514&position=P
http://www.baseball-reference.com/players/p/perezol01.shtml

【投球分析】
http://www.brooksbaseball.net/landing.php?player=424144

【PITCHf/xとは】
https://ja.wikipedia.org/wiki/PITCHf/x

2007年にメッツで15勝10敗、防御率3.56とブレイクし、このまま先発2~3番手として安定した成績を残せると思われていた投手だ。
しかし、翌年から急速に成績を落とし、2012年のマリナーズ移籍後は中継ぎとして再生した。
今季は、2勝4敗、防御率4.17と成績を悪化させたが、マダックス投手コーチに何か再生の秘策があるのかもしれない。
私の考えでは、リベロを先発で使いたいので、左の中継ぎは、ソリスとペレスの2人で賄って欲しいと思っているのだ。


20151206-08

【平均球速】
2012年にマリナーズで中継ぎとして再生した当時には、94.25マイルあった4シームの平均球速も今や92.94マイルまで落ちている。
その一方で、チェンジアップの球速には目を見張るものがある。
後述のように右打者に打たれることが多いため、このチェンジアップをモノにできれば活路が開けるのではないだろうか?
今季2球しか投げなかったチェンジアップが改善できれば、左のワンポイントから中継ぎの柱になれる可能性もあるだろう。


20151206-09

【最速】
平均球速は落ちているが、4シームの最速は最盛期の97.21マイルから96.40マイルとさほど落ちてはいない。
与四球率との関連性を考えれば、球速を抑えてでも制球重視で投げていた可能性もある。

20151206-10

【配球】
4シーム 38.42%
シンカー 18.66%
チェンジアップ 0.27%
スライダー 42.64%

事実上、4シーム、シンカー、スライダーの3球種で勝負している。
スライダーの横の変化は-6.50インチとすさまじい変化になっている。
シンカーの横11.58インチ、縦3.81インチも素晴らしい変化だと思う。


20151206-11

【球種】
実際には2球しか投げていないチェンジアップを除けば、スライダーの空振り率19.81%は驚異的だ!!
左のワンポイントで使うなら申し分ない働きができるだろう。


20151206-12

【対左打者・対右打者】
対左では.194と素晴らしい成績を収めている一方で、対右では.296と打ち込まれている。
上記の通り、右打者対策としてチェンジアップを改善し、ワンポイントではなくて中継ぎとして使えるようになって欲しいというのが私の希望だ。


20151206-13

【ピンチにおける強さ】
走者なしなら.184、走者ありなら.299と走者を背負ったときの投球が課題だ。
この克服がペレスの将来を左右するだろう。


いいモノを持っている反面、課題も多いのがペレスの実情だ。
しかし、それでも獲得した背景を考えると、マダックス投手コーチにそれを改善するアイデアがあるのかもしれない。
ペレスを再生し、ソリスを一線級に育てることができれば、100マイル左腕のリベロを先発で使うことが可能になってくる。
ぜひ、そのシナリオで進めて欲しいと思う。

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