マックス・シャーザー&ジェイコブ・デグロム

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カテゴリ: マンガ・アニメ

5
僕だけがいない街

このマンガのレビューも今回で終わりだ。
最後はアイリの話なんだけど、私は正直なところ、この回のレビューをどう書こうか迷っていた。
最後だから、色々と気が利いたことを書こうかとも思ったけど、やっぱり、思っていることを正直に書こう。


アイリはカメラマンの事務所に所属していた。
空の写真ばかり撮っていたけど、写真を通したアイリの想いは他人に伝わらず、事務所を辞めてしまった。
事務所の社長は感じが悪い女性だったけど、いいたいことはわからなくもない。
写真の撮り手がいろんな思いを抱えていたとしても、見る方は撮られた写真が全てだ。
それはマンガも同じで、自分はこう思って描いた、といっても、読者に伝わってなければ意味がない。

それでも負けずに写真を撮り続けるアイリは素敵だと思ったし、美穂のいう通り、失敗を糧にして、これから成長すればいいと思う。
そして、事務所の社長から見てもアイリは見込みがあるからこそ、厳しい意見をいわれて、アイリの面倒を見るように頼んでくれたりもするのだろう。


私は雪国育ちではないから、雪の日に訪れる静寂を知らない。
アイリは自分の育った環境から、困っている人に手を差し伸べられる人間になったんだろうね。
アイリはいつも笑顔が素敵だと思っていたけど、アイリがいつも笑顔でいるのはこういう理由があったんだね。

その次のページの見開きは本当に綺麗だね!!
やっぱり、三部先生は見開きの描き方が上手いよね!!

そして、被写体を探しているときに悟と出会った。
ここでこのマンガを終えるところがセンスの高さを感じるよね。
本当に素晴らしいマンガで、私が読んだ21世紀最高の作品だったと思う。


でも、正直に書くと、アイリはちょっとヒロインとしての印象が弱いかなと思う。
キャラは立っているし、いいエピソードもたくさんある。
しかし、加代のエピソードが良過ぎて、薄く感じてしまうのだ。

キャラの魅力が夜空に輝く星々だとすれば、あの星が綺麗、この星が綺麗、と話しているときに、太陽のような存在である加代が現れてしまい、夜が明けて、他の星々が全て見えなくなったような印象を受けるのだ。
だから、個人的には悟が過去に戻って、加代と結ばれた方がストーリー的には良かったと思う。
そうすれば、21世紀最高のマンガではなくて、私の人生最高のマンガになっただろう。

正直なところ、その点は惜しかったと思うけど、三部先生としても、想定を超えて、加代のエピソードが上手く描けたということなんだろうね。
私も加代が助かったときの感動が今でも忘れられないからね。


このマンガは本当に素晴らしい作品なので、読んでない人がいれば、ぜひ読んでみてね!!
本当にオススメだよ!!
では、私もこれでこのマンガのレビューを終わるよ。
これまでつたないレビューに付き合ってくれて、本当にありがとうございました!!

5
自動惑星ゴルバ

私は『新たなる旅立ち』でゴルバにデスラー砲が全く通用せず、「石ころのようなエネルギー弾」と嘲笑されたシーンが衝撃的で、今でも強烈に記憶に残っている。
そういう意味では、ゴルバはヤマト史上もっとも印象に残るメカだったといってもいいだろう。
ヤマトは宇宙空間でありながら、海を航行するようなシルエットの艦艇が多い中で、ゴルバはデザイン的にも異質で、真っ黒な船体も相まって、異次元の強さを感じさせてくれた。

イスカンダル星の自爆でやっとゴルバを倒したというのに、『永遠に』ではゴルバをさらに巨大化したゴルバ型浮遊要塞7基に包囲されて、どうなるんだと盛り上げておきながら、波動砲の100分の1の威力の波動カートリッジ弾1発で全滅したのは幻滅した。
波動砲に耐性があるのがゴルバの強みだったのに、「波動エネルギーに弱い」という設定になっていて、面食らってしまったし、暗黒星団帝国が未来の地球のふりをするというのがあまりにもせこくてガッカリだった。
考える人の腕が間違っているのも間抜け過ぎた。

それにスターシャからサーシャを託された守は真田に娘の養育を丸投げしているし、娘を残して、アッサリ自爆して死んでしまい、スターシャも娘のサーシャに地球のために死ねというのだから、あまりにも命を軽く扱い過ぎていて、「とりあえず誰か死ねば感動するだろう」という浅はかな設定が嫌だった。
『永遠に』はそんな理由もあって、私はあまり好きではないんだよ。


なので、『REBEL3199』ではそういった点を修正して欲しいね。
私はリメイク作品は基本的なストーリーを変えるべきではないと思っているけど、『REBEL3199』はサーシャが生き残るくらいの修正があってもいいと思っている。

あと、「石ころのようなエネルギー弾」といわれた屈辱を晴らすために、ヤマトがデザリアム本星と戦っているときにデスラーが救援に向かって欲しい。
そして、実は生き残っていて、デザリアムの捕虜になっていたハイニがヤマト2のタラン将軍みたいにサーシャを連れて、脱走するのだ。
その上でデスラーがハイパーデスラー砲でデザリアム本星を撃破し、サーシャがデスラー夫人になるようにして欲しい。
2199でデスラーがひどい目にあったんだから、それくらいのサービスがあってもいいだろ!!

話しが脱線して、『永遠に』への不満ばかり書いてしまったけど、まあいいや。
次回はプレアデスとその他の暗黒星団帝国の艦艇について語るよ。
楽しみにしててね!!


宇宙戦艦ヤマト2205-01

宇宙戦艦ヤマト : マックス・シャーザー&ジェイコブ・デグロム
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毎週日曜日にこのブログで宇宙戦艦ヤマトの記事を書いています。
宇宙戦艦ヤマトの過去記事は上記リンク先で見れるので、ぜひ見て下さいね!! 

5
僕だけがいない街

「笛がない」とかどうたらこうたら、きっと普通の母親はこういうのをたくさん経験しているんだろうね。
私の母は加代の母と同じで、ストレスがたまれば子供を虐待するクズのような人間だった。
だから、この話を読むと、普通の母親って、こんな感じでありがたい存在なんだと思って、感動するよね。

佐知子は悟に八つ当たりされて、イラっとしてても、かわいい寝顔を見たら、そのストレスも吹き飛んでしまうんだろうね。
それに母親って佐知子みたいに気がつかないふりをして、子供のことをよく観察しているんだろうな。
悟を温かく見守ってくれる佐知子は本当に素晴らしい母親だと思うよ。


佐知子が黙って帰宅したとき、悟が大人びて見えた。
悟も大人の記憶を持っている訳だから、雰囲気が違って見えるんだろうね。
それを見抜ける佐知子もさすがだけど。

佐知子は悟が他人に対する執着心が薄いのは父親との別れがつらかったからだと見抜いていた。
私は幼稚園の頃、母親に虐待されていたんだけど、隣に住んでいる同級生の女の子がかばってくれていた。
私にとって、彼女は女神様だった。
私は彼女と仲良くなって、いつも朝にキスをして、一緒に幼稚園に通っていた。

今年と同じように、私が小学校に入学した年は桜の開花が遅く、入学式に桜が咲いていた。
私が入学した小学校の付近は桜の名所で、桜が舞い散る中を2人で歩いて小学校に向かったのを今でもよく覚えている。
でも、私は小学校1年生の2学期終了と同時に養父の仕事の関係で神戸に引っ越すことが決まった。
彼女との別れの日が来たのだ。

神戸に引っ越して、私はかばってくれる幼馴染もいなくなって、一人ぼっちになった。
そして、養父が浮気をし始めて、母親のストレスがたまり、虐待が激しくなった。

この話を読んで、私自身も他人に対する執着が薄いのは、幼馴染との別れがつらかったからかな、と思った。
私も彼女がいたり、私のことを好きな女性がいたんだけど、女性ってわざと男性を突き放して、「私のことを好きなら追いかけてきなさいよ」みたいな態度を取るじゃない?
私はあれがたまらなく嫌いで、あれをされると絶対に追いかけないんだよ。
それでいつもお別れしてしまうんだよね。
悟を見ていたら、私も同じなんだと思った。


佐知子は暖かく悟を見守り、加代の母にも立ち向かっていった。
他の家庭のことに関わるのは、大人になるとすごくやっかいなことだとよくわかる。
それでも、佐知子は悟と加代のために立ち向かっていった。
しかも、悟が加代に恋愛感情を持ってないことまで見抜いているし、その上で、悟の立場を理解して、助けようとしているのが素晴らしいよね。

佐知子が中学生の頃って、加代に顔が似ているよね。
そして、友人を助けようとして、家に石を投げるところは悟と一緒なんだね。
やっぱり、佐知子と悟は親子だなと思うよね(笑)


佐知子は悟がやっていることを理解して、応援してあげる姿勢が素敵だね。
「途中で投げ出さなかったら、こうなった」という悟に対して、「でかした。あんた達」といってあげられる佐知子は最高の母親だね!!

その次のページの悟と加代の寝顔が描かれた見開きも最高だね!!
そして、最後のページで佐知子が涙ぐんで、覚悟を決めたシーンも最高だった!!
このマンガは21世紀最高の作品だと思っているけど、それも佐知子というキャラがあってこそだったと心から思うよね!!

5
ラジェンドラ号

ボラー連邦の艦艇

今日はラジェンドラ号とその他のボラー連邦の艦艇について書くよ。
正直なところ、ヤマトに出てきた各国の艦艇の中でいちばん印象に残らないのがボラー連邦の艦艇だ。
ただ、いつも驚くのは、ボラー連邦の艦艇は丸みを帯びたシルエットと内蔵式の砲塔でデザインがまとめられており、一目でボラー連邦の艦艇だとわかる描き分けができていることだ。
各国ごとにデザインを統一するのって、すごく難しいと思うんだけど、さすがプロのデザイナーだなと思うよね。

ボラー連邦の艦艇も全体として艦橋が極端に後部に位置しており、前方に武装が集中している。
ガルマン・ガミラス帝国の艦艇と同様に前進制圧を主眼として設計されているのだろう。
常に大規模な艦隊で行動することを念頭に置いている設計ともいえる。

ラジェンドラ号もこれという特徴がない戦艦だけど、ネットでボラー連邦の旗艦は赤い塗装が多いと書かれていて、いわれてみればそうだと思った(笑)
ラム艦長は武人で素晴らしい人柄だ、と思われている。
しかし、「バース星の艦体は敵に背を見せない」といいつつ、ガルマン・ガミラス帝国の艦隊を背後から奇襲したりして、やることが矛盾している面もある(笑)


ラジェンドラ号以外の艦艇についてもこれという感想もないんだけど、ゼスパーゼについては詳細に語っておこう。
私は以前も書いたけど、ゼスパーゼこそヤマト史上最強の敵だと思っているんだよ。
まず、ゼスパーゼの装甲はデスラー砲一斉砲撃にも耐えられる。
ゴルバはデスラー砲に耐え、デザリアム本星も新波動砲に耐えられるといわれていたけど、ゴルバやデザリアム本星もデスラー砲一斉砲撃にも耐えられる保証はない。
少なくとも、ゼスパーゼはゴルバやデザリアム本星と同等か、それ以上の防御力がある。

そして、ブラックホール砲はヤマトや新型デスラー艦級の推進力がないと吸い込まれてしまう圧倒的な兵器だ。
ゴルバやデザリアム本星の特殊装甲があったとしても、ブラックホールの重力に耐えられるはずもなく、スパゲッティ現象で粉々に粉砕されてしまうだろう。

そもそもブラックホール砲は使い方を間違えており、攻撃目標の直近に放ち、シュヴァルツシルト半径内に敵を補足すればいいのだ。
そうすれば、敵も絶対に回避できないから、ヤマト史上最強の兵器になるだろう。

ボラー連邦は弱いとネットによく書かれているけど、人工的にブラックホールを作る技術力もすごいから、ボラー連邦よりも強いのはガルマン・ガミラス帝国だけなのでは?
ブラックホール砲があれば、白色彗星帝国の彗星部分のガス帯も吸収できるし、その開口部から、攻撃すればいいだけだ。
あの彗星は波動砲にも負けているので、あの彗星でゴルバやデザリアム本星、ゼスパーゼを撃破できないはずだし。
そう考えると、ヤマトの星間国家の強さランキングはボラー連邦>暗黒星団帝国>白色彗星帝国だと思うけどなぁ。


次回はゴルバについて語るよ。
楽しみにしててね!!


宇宙戦艦ヤマト2205-01

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5
僕だけがいない街

ケンヤは眠り続けている悟に後悔の念を吐き出した。
しかし、その言葉を聞いていた佐知子がケンヤに助け船を出してくれた。
確かにケンヤがいう通り、佐知子がいちばんつらいはずなのに、こんなときでも他人に配慮できる佐知子は素晴らしいよね。
さすが悟の母親だよ。


悟の事故以降、落ち込んでいたケンヤだけど、カズが励ましてくれた。
ケンヤは悟をあんな目にあわせた真犯人を追い詰めようと焦っていた。
そして、父親の書斎に保管してあった事件の資料を見ようとした。

その姿を父親に見とがめられたケンヤは2人で話をすることになった。
確かに父親のいう通り、子供が事件を追ってもできることは限られているからね。
「まず今やれる事を全力でやれ」というのはその通りだと思う。


ケンヤは弁護士になることを決め、一心不乱に勉強に取り組んだ。
その周りには仲間がいた。
これも悟が一歩を踏み出して、その結果として、ケンヤも変わったからだろう。
人の行動って、他人に大きな影響を与えるんだね。

札幌の高校に行くことが決まったので、ケンヤは父親の書斎に入ろうとした。
するとそこには鍵がかかってなかった。
ケンヤは自分が信頼されていたことを知り、涙があふれてくるのだった。
このエピソードは本当に感動するよね!!

そこでケンヤは八代が真犯人であるという手がかりを得た。
ケンヤはさらに勉強を頑張り、悟や八代がいる千葉も近い慶応大学の法学部に進学することを決めた。
お金が足りない分はバイトして稼ごうと決めていたが、ケンヤの母はバイトをする時間があるなら、その時間をやりたい事の為に使いなさいといって、通帳を差し出した。
ケンヤの母は質素は服装をして節約し、ケンヤのために貯金をしていたのだ。
ケンヤの母も本当に素晴らしい人だったんだね。


大学生になって、悟の元を訪れたときにオサムの言葉を思い出した。
オサムも本当にいいことをいうよね!!
こうやって、人間って、色んな人に支えられているんだね。
そして、ケンヤはそれも悟のおかげだと感謝して、今度は自分が悟のために頑張ろうとしていた。

ケンヤは北海道の女児殺害事件が時効を迎えたとき、降りしきる雨の中、八代の豪邸の前で立ち尽くしていた。
傘も差さずに自分の無力感にさいなまれるケンヤだったが、ある男が声をかけた。
それはケンヤの父親と一緒に八代の事件を追い続けた澤田さんだった。

ケンヤは何度も絶望を乗り越えてきた澤田さんと一緒に戦うことを決めた。
澤田さんは小林弁護士の息子と一緒に事件を追うことになるなんて、夢にも思わなかっただろうね。
澤田さんは八代逮捕のために人生の全てを賭け、結婚もしてなかった。
でも、後悔はないといい切る澤田さんがカッコ良かったね!!

そして、ついに悟の目が覚めた。
嬉しさのあまり外に出て、駆け出すケンヤが最高だった。


考えてみれば、ケンヤの父親が果たせなかった八代逮捕の夢を息子であるケンヤが果たすのだから、ケンヤのことを誇りに思っただろうね。
ケンヤもタイムリープ前の人生でも弁護士になることは変わらなかったけど、今度は真犯人である八代を逮捕したし、仲間にも恵まれていたし、幸せな人生になったと思う。
悟の一歩がケンヤの人生も幸せにしてくれたということだろうね。
今回は本当にいい話だったね!!

5
大型戦闘艦

今日はガルマン・ガミラス帝国の大型戦闘艦の話をするよ。
例によって、大型戦闘艦も主砲一撃で沈んでいるから、「大型の割には耐久性が…」といわれがちだけど、ヤマトのモブメカはご都合主義で、全部そうなので、いまさらそんなことをいっても仕方がない(笑)
大型戦闘艦は「ブーメランカッターミサイル」という作品中では未使用の謎のミサイルを搭載している。
でも、高圧直撃砲と同様に威力も大したことがないのだろう(笑)

正直いって、図体だけが大きい大型戦闘艦を建造するくらいなら、デスラー砲艦を大量配備した方がコスパがいいと思う。
さらにいえば、ハイパーデスラー砲艦を配備すれば、もっとコスパがいいだろう。
空母は大型化すれば搭載機が増えるので、大型化するメリットはあるけど、戦艦を大型化しても、それに比例するくらいの強力な兵器を搭載しなければ、大型化のメリットがないと思う。


大型戦闘艦はデザイン的にいまいちだけど、中型戦闘艦はかなり好きなんだよ。
ネットで見てから知ったけど、中型戦闘艦の全長は252メートルで、駆逐艦の240メートルと大差がないんだね。
中型戦闘艦は戦闘指揮に特化した艦艇なので、大型化する必要もないという意見も見た。
第7艦隊の旗艦であるブルーリッジも1万9千トンだし、そうかもしれないね。

駆逐艦は中型戦闘艦から、3連砲身の主砲を取り除き、回転速射砲を取り付けたようなデザインだ。
ガルマン・ガミラス帝国の艦艇は艦橋がかなり後方に位置しており、艦艇後部の武装が貧弱だ。
サウザーみたいに前進制圧に特化しているのかもしれないけど、その割に駆逐艦は前方の突起物が邪魔をして、真正面に向かって回転速射砲を発射できない。
真正面には高圧直撃砲を発射するから、回転速射砲を発射する必要はないのかもしれないけどね。


惑星破壊ミサイル

惑星破壊ミサイル艦は船体の全長が336メートルで、惑星破壊ミサイルを装着すると648メートルだ。
船体は駆逐艦に似ており、ガルマン・ガミラス帝国の艦艇のデザインを踏襲している。
子供の頃は単なる大型の核ミサイルだと思っていたけど、惑星に核融合を発生させて爆発させるミサイルのようだ。

グスタフ艦も惑星破壊ミサイル搭載艦だけど、デザインが全く異なる。
個人的には艦橋がちゃんとある惑星破壊ミサイル艦の方が好きだ。
まあ、宇宙を航行する艦艇に環境が必要かは疑問だけど(笑)


宇宙戦艦ヤマト2205-01

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5
僕だけがいない街

ケンヤは小学校に入学してすぐに親友だと思っていた同級生に宝物を渡した。
しかし、それは無残にも砂場に落ちていた。
さすがに同級生が捨てたとは思えないけど、同級生にとって、それはどうでもいい物だから、砂場に忘れてしまったのだろう。
子供の頃にこんな目にあうとトラウマになってしまうよね。

ケンヤは父親が弁護士で、専業主婦の母と5歳下の妹がいる裕福な家庭に生まれた。
ケンヤは勉強もスポーツもできる万能タイプの子供だった。
自分が特別だという思いから、同級生にもなじめないでいた。


そんなときカズがアジトに誘ってくれて、友達ができた。
そこに悟が加わって、5人となった、
ケンヤは他人に踏み込もうとしない悟が自分と似ていると感じていた。

ケンヤは加代が虐待されていることに気がついていたが、具体的には何もしなかった。
しかし、悟は加代に積極的に踏み込んでいき、そんな悟にケンヤは全面的に協力することにした。
かつては悟自身も他人に踏み込むことをしなかったけど、悟が変わることでケンヤも変わっていったのだろうね。

ケンヤは悟を見て、自分に足りないモノに気がついた。
自分に足りないモノを認めるのは勇気が必要だし、その足りないモノを得ようと努力することが成長につながるからね。
そして、ケンヤは悟を始めとする仲間の素晴らしさに気がついた。
ケンヤは悟に対しては素直になることができて、行動を共にすることになった。
これがケンヤが欲しがっていた「親友」なのだろう。


しかし、その悟が事件に巻き込まれ、意識不明の重体となり、幸せな日々が終わった。
ケンヤは相当なショックを受けただろうが、気丈にも意識不明の悟のお見舞いを欠かすことがなかった。
悟と共にケンヤも成長していったんだなぁ。
悟が一歩踏み込むことで、世界がこんなに変わっていくんだね。

もう私もいい年だけど、このマンガを読んでいたら、人生の所で一歩踏み出していたら、大きく人生が変わったんだろうなと思ってしまうよね。

5
デスラー砲艦

私はガミラス帝国の艦艇でいちばん好きなのが回転式甲板と内蔵型の小型デスラー砲を搭載したデスラー戦闘空母なんだけど、2番目に好きなのがデスラー艦なんだよ。
なので、デザイン的にデスラー艦の面影があるデスラー砲艦もすごく好きなんだよ。

ネットで見たんだけど、デスラー砲艦がガルマン・ガミラス帝国の旗艦になる案もあったらしいね。
まあ、さすがにこのデザインだと大帝国の旗艦にしてはシンプル過ぎるかなと思うけど。
でも、デザイン的には中型戦闘艦や駆逐艦と同一のデザイン上に存在してて、統一感があるからいいよね。

話がそれたけど、デスラー砲艦の全長は234メートルとガルマン・ガミラス帝国の駆逐艦の231メートルと変わらない。
新型デスラー艦の1,350メートル、二連三段空母の540メートル、戦闘空母の522メートル、大型戦闘艦の492メートルと大型艦が多いガルマン・ガミラス帝国の艦艇の中では小型艦に分類される。
以前、ブログに書いたガルマン・ガミラス帝国版の戦闘空母と同様に建造コストがかかるマルチロール艦は大艦隊を要するガルマン・ガミラス帝国では不要とされ、デスラー砲発射に特化した艦艇になっているのだろう。

次はなぜ圧倒的な破壊力を持つハイパーデスラー砲ではなくて、普通のデスラー砲を搭載しているかという点について考えてみよう。
私はただ単にハイパーデスラー砲がまだ開発されたばかりで、実戦配備が追い付いてないからだと思っているけど、ハイパーデスラー砲は新型デスラー艦のような超大型の波動エンジン搭載艦じゃないと搭載できない兵器だということも考えられる。

大型なだけで、コスパが悪そうな大型戦闘艦に代わって、ハイパーデスラー砲搭載のハイパーデスラー砲艦が主力になったときにガルマン・ガミラス帝国が全宇宙最強の帝国になりそうな気がするね。
デスラー砲艦は目立たないけど、ガルマン・ガミラス帝国の未来を賭けた艦艇だと私は思っているんだよ。

5
僕だけがいない街

中学の入学式で加代はテニス部の勧誘を受けたが、「バカなの?」といって、そっけなく断っていた。
八代から悟が意識不明の重体になった報告を受けた加代はショックで教室を飛び出してしまった。
そんな加代の後をケンヤが追って、外でコートを渡していた。
そして、カズやヒロミもケンヤについていった。
悟が加代を助けたことで、孤立していた加代もこんなに友達ができていた。

次のページは病院でたくさんの機器を取り付けられて、意識不明になっている悟と看病で疲れ果てている佐知子のショッキングな姿が描かれていた。
加代は一緒に行こうかと持ちかけるケンヤの誘いを断り、1人で病院に向かった。
加代の内心では変わり果てた悟の姿にショックを受けただろうが、疲れている佐知子の手前もあって、いつも通りに振舞っていた。
加代は本当にいい子だね。

そんな加代を見て、佐知子も心から救われただろうなぁ…。
でも、加代は夜の帰り道でボロボロに泣いていた。
それからずっと加代は病院に通い続けた。


季節は移り変わり、加代たちは卒業式を迎えた。
「その足りない『何か』を埋めていくのが『人生』だと僕は考える」という八代の言葉が教室に響いた。
本来、この場にいるはずだった悟がいなくて、その言葉をいなかったはずの加代が聞いていた。
加代は悟が最後に加代の姿を見ていたあの公園で、八代の言葉の意味をかみしめていた。

中学に入って、部活にも入らず、病院通いを続ける加代を見て、佐知子も思うところがあった様子だ。
そんなとき、美里が高額の医療費の足しになるようにと思って、募金を提案した。
ヒロミが加代に教えてくるといったときに「加代は他にやることがあるべさ」といって止めたときの美里を見たら、美里も成長したんだなと思った。

加代が死んでいたら、美里がこんな風に他人に対する心遣いもできなかったんだろうなぁ。
悟が命をかけて、加代とヒロミの事件を止めたおかげで、周りの人間もいい方向に変わっていったのだと思ったよ。
そして、加代の代わりに募金に立つ美里が最高だったよ!!


毎日病院に来てくれる加代の後ろ姿を佐知子が病院の窓から見下ろしていた。
こういう演出が三部先生は実に上手いよね。
ケンヤも加代に「前に進むんだ」と声をかけていた。
加代が悟を思う心はみんなわかっているのだけど、加代自身の人生を大切にして欲しいという思いもあったのだろう。

翌日、加代が病院に行くと悟と佐知子の姿はなかった。
そして、ケンヤが加代に佐知子からの手紙を渡した。
佐知子は加代に感謝しつつ、加代自身の道を歩んで欲しいと書き記されていた。

加代は悟と行った思い出の木の下に向かった。
そして、雄大な自然を見ながら、自分の道を歩むことを決意したのだった。


私個人としては、加代は自分を助けてくれた悟のことが好きだったんじゃないかと思っている。
でも、自分のことを心配してくれる佐知子やケンヤの思いを受け取り、ここから新しい人生を歩んでいこうと決意したのだろう。

私は最初に昭和63年にタイムリープして、加代の殺害を食い止めたと思った矢先に加代の編みかけの手袋がごみ袋に入れられて、捨てられていたのがあまりにもショックだった。
あの演出を考えついた三部先生は本当にすごいと思った。
それがあったからこそ、加代が助かったときは心から安心し、涙が出てしまった。

あのエピソードが良過ぎて、アイリとのエピソードと比較すると、アイリの存在感が薄くなってしまった。
私はこのマンガは21世紀最高の作品だと思っている。
しかし、私的には加代が悟が目覚めるのをずっと待っていてくれて、2人が結ばれていたら、このマンガが人生最高のマンガになったと思っている。

もちろん、佐知子やケンヤの思いもわかるけど、私的には加代への思い入れが深いからね。
だから、私は悟が加代と結ばれて欲しかったと思っていたんだよ。


でも、加代も不遇だった頃を乗り越えた分、ヒロミと幸せになって欲しいよね。
加代は母親に愛してもらえなかった分、自分の子供に愛情を注いであげるんだろうね。
加代がずっと幸せに生きていけますように!!

5
戦闘空母

今日は戦闘空母(ガルマン・ガミラス版)の話をするよ。
私はガルマン・ガミラス帝国の戦闘空母がめちゃくちゃ好きなんだよ。
まずは何よりも濃緑の船体と真っ白な甲板というカラーリングがいいよね。
船体もガミラスの戦闘空母と比較してもスラっとしてて、カッコいいし。

ただ、ガルマン・ガミラス帝国の戦闘空母は甲板が回転して、砲塔が出現しないのは致命的だ。
ガルマン・ガミラス帝国は艦艇数が多いから、多目的艦の必要性が薄いのもわかる。
しかも、前回書いた二連三段空母が艦載機の収容数よりも兵装転換や出撃に重点を置いているので、その代わりに戦闘空母が収容数を稼ぐ必要があるというのもわかる。
さらにいえば、多目的艦は建造コストもかかるだろうし。

しかし、アニメなのだから、そんなリアリティーよりも甲板が回転して、砲塔が出現するというロマンを重視して欲しかった。
あれがあってこその戦闘空母じゃないか!!
このカラーリングとデザインで甲板が回転して、砲塔が出現したら、あまりのカッコ良さにショック死しただろうなぁ。
まあ、甲板が回転したら、砲塔類は船体と同じ濃緑がいいと思うけど。
3199はぜひ甲板が回転して、砲塔が出現するように変更して欲しいよね。

旧作でいえば、他のガルマン・ガミラス帝国の艦艇同様、この戦闘空母も全長522メートルと大型化しており、ガミラス版の戦闘空母の200メートル、デスラー戦闘空母の260メートルと比較しても、比較にならないほどの大きさになっている。


あと、ヤマトのプラモデルのパッケージを描いている人はめちゃくちゃセンスが良くて、船体を細目に描いて、しかも艦橋も低めに描いて、スラっとしたデザインに仕上げているんだよ。
実際にプラモデルを作るとパッケージの絵よりもスラっとしてなくて、艦橋も高過ぎて、パッケージほどカッコ良くないんだよ。
特に新型デスラー艦とか。

だから、私的にはプラモデルのデザインをパッケージに合わせた方がカッコ良くなると思っているんだけどね。
宇宙空間を航行するから、船体の形はどうでもいいのかもしれないけど、地球の艦船を見慣れた我々にはスラっとしていた方が艦船らしく見えるしね。


次回はデスラー砲艦について書くよ。
楽しみにしててね!!


宇宙戦艦ヤマト2205-01

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宇宙戦艦ヤマトの過去記事は上記リンク先で見れるので、ぜひ見て下さいね!!

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