Phil Hughes@PJHughes45Sincerest thanks 🙏🏻 https://t.co/hxzDHGMTJH
2021/01/04 07:17:51
ヤンキースなどで活躍のヒューズ投手が現役引退表明(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/e784a2b6e6ad1bcca56a07b0d42fa124e043c957
ヒューズが引退するという記事を見た。
まあ、私は去年、ヒューズがTwitterでレストランを開店したというツイートを見ていたので驚かないけどね。
ヒューズは私にとって、本当に思い入れの深い投手だった。
2001年にヤンキースがダイヤモンドバックスに敗れ、それ以降、ずっと世界一になれなかった。
私はツインタワーをヤンキースが取り入れ、新しい黄金期を迎えて欲しいと思っていた。
しかし、ヤンキースはワールドシリーズでヤンキースはツインタワーに手も足も出ず、史上最低のチーム打率を記録したことがトラウマになってしまい、必要以上に打線を強化し始めた。
そして、肝心の先発投手を置き去りにしてきた。
ヤンキースがFAやトレードでかき集めてくるのはガラクタみたいな投手ばかりで、投手好きな私にはとても耐えられなかった。
そんな中、彗星のように現れたのがヒューズとチェンバレンだった。
今となっては、ヒューズとチェンバレンにそんなに期待していたのかと疑問に思われるかもしれないけど、あの当時は2人とも本当にいい球を投げていて、期待の星だったんだよ。
きっと、私や帝国YANKEES君みたいにリアルタイムで見てた人しかわからないと思うけどね。
そして、私はあの2人にカブスでベイカー監督に酷使されて潰されたケリー・ウッドとマーク・プライアーの影を見出したのだ。
100マイルの速球が売り物のウッドがチェンバレン、95マイルの伸びがある速球と切れがいいカーブを投げるプライアーがヒューズだ。
私はこの2人がヤンキースのツインタワーになって、新しい黄金時代を作るという夢を抱いた。
しかし、現実は過酷だった。
ヒューズは強力なヤンキースの打線の援護を得て、勝ち星だけは稼ぐけど、安定感に欠けていた。
そして、ヒューズは極度の不振に陥り、ファンに罵倒されながら、ヤンキースを去った。
移籍したツインズで才能が開花し、16勝10敗、防御率3.52の好成績を残した。
しかも、209.2回で186三振、16四球という驚異的なコントロールを誇り、K/BB11.63はMLB記録となった。
ようやくヒューズの才能が開花し、エースの道を歩み始めるのだと私は心から嬉しく思った。
しかし、これがヒューズの最後の輝きだった…。
ヒューズは209.2回を投げた疲労から球速が低下し、元に戻ることはなかった。
私がこのブログで最後にヒューズのことを書いたのは2018年3月23日だった。
このときの記事を読んだら、オープン戦の登板で、投げているのは86マイルのカッター主体の投球だったそうだ。
伸びのあった95マイルの速球はもう見る影もなかった。
それでも、88勝79敗3セーブ、防御率4.52はよく頑張った方だと思う。
ヒューズと共にツインタワーになると期待されたチェンバレンは2009年に突如として球速が低下し、100マイル連発だった速球が92~93マイルに落ちてしまった。
チェンバレンは25勝21敗7セーブ、防御率3.81という平凡な中継ぎ投手で終わってしまった。
そして、アペルやエイケン、グリーンのようにその年のドラフトNo.1といわれた投手がMLBに昇格できないことを考えれば、88勝は本当に立派だと思う。
このブログでヤンキースのことを書き始めたとき、ブログのタイトルは「フィル・ヒューズ至上主義」だった。
もう、あの頃の読者は帝国YANKEES君しか残ってないけど、もう11年前になるんだよ。
考えてみたら、帝国YANKEES君も本当に長い間、このブログに付き合ってくれているよね。
仮面女子のスチームガールズの歌に『水色のパノラマ』という歌がある。
スチームガールズのセンターだった黒瀬サラちゃんが卒業前に歌った最後の新曲だった。
その歌詞に「子どものころ絵の具で/一筆書きしてた/未来ほど現実は/シンプルではないけど」というフレーズがある。
私は仮面女子の曲の中でこの曲がいちばん好きだ。その歌詞に「子どものころ絵の具で/一筆書きしてた/未来ほど現実は/シンプルではないけど」というフレーズがある。
ヒューズだって、子供の頃に思い描いていた姿ではなかったかもしれないけど、私はヒューズのことを忘れないよ。
2018年にヒューズが持つK/BB11.63の記録をシャーザーが更新しそうになったことがある。
シャーザーは3回のサイ・ヤング賞、4回の最多勝、3回の奪三振王を獲得し、殿堂入りが濃厚な投手だ。
シャーザーにはたくさんの名誉があるのだから、せめてこの記録だけはヒューズのために残して欲しい思っていた。
そして、あの記録によって、ヒューズはMLBで語り継がれるのだ。
本当にお疲れ様でした!!
これからは故障に苦しむこともなく、のんびりとレストラン経営頑張ってね!!
私は引退しても日本でいちばんのヒューズのファンだからね!!
【環奈ちゃんの一言】
私も2014年の大活躍を忘れませんよ!!
本当にお疲れ様でした!!