ジェレミー・ヘリクソン

https://www.mlb.com/gameday/nationals-vs-mets/2018/07/15/530855#game_state=live,game_tab=box,game=530855,lock_state=live

6月以降、ゴンザレスは8試合に先発して0勝4敗、防御率6.51であり、ロアークは9試合に先発して1勝7敗、防御率7.38だ。
ストラスバーグはDL入りしているので、ヘリクソンは、事実上、シャーザーに次ぐ2番手になっている。
開幕当時はマイナー契約だったヘリクソンがメジャーリーグに昇格して、13試合に先発し、4勝1敗、防御率3.29という活躍ができるなんて誰が予想できただろうか?

今季のヘリクソンは奪三振率7.00と奪三振率が向上したことが飛躍の要因だといえる。
今日も5回裏の1-1の場面で、一死三塁のピンチを迎えたけど、チェンジアップでロザリオを空振りの三振に仕留めていた。
去年までのヘリクソンならば、ここで犠牲フライや内野ゴロを打たれて、失点していた可能性が高い。

メジャーリーグで100球を超えたあたりで先発投手を交代させるようになってから、必要以上に打たせて取る投手が称賛されてきた。
その結果、奪三振率が高い投手が過小評価されてしまうのだった。

しかし、セイバーメトリクスによって三振の評価が見直された。
三振を奪えば不運な安打や野手のエラーによる出塁も防ぐことができる。
もちろん、振り逃げによる出塁はあるけど、全体から見れば、振り逃げによる出塁の数などたかが知れている。

BABIP.300と考えれば、三振をたくさん奪って、インフィールドの当たりを減らせば被安打も減るのである。
だから、投手が安定した成績を残すためには三振をたくさん奪うことが望ましい。
打撃技術が発達した現代ではグレッグ・マダックスのような技巧派投手が好成績を残し続けていない。
シャーザー、カーショウ、デグロム、セール、バーランダー、コール、クルーバーと奪三振率が高い投手が好成績を残せる時代なのである。

だから、ヘリクソンが良くなったのも奪三振率の向上と無縁ではない。
球種別で去年と空振り率を比較してみると4シームが6.12%→6.76%、シンカーが3.38%→0.57%、チェンジアップが18.93%→16.91%とあまり変化がないのだが、カーブが5.52%→13.06%と向上したこと、そしていいコースに決まる見逃しの三振が増えたことが奪三振率が向上した要因なのかもしれない。


ブランドン・キンツラー

キンツラーとマドソンは、それぞれ1.0回を無失点に抑えていた。
マドソンは使われ方がバラバラだよね。
もっと使い方を固定した方が本人も準備しやすくていいと思うんだけどなぁ。


ケルビン・ヘレーラ

そして、まるで罰ゲームみたいなヘレーラの登板(笑)
本当にこの人は防御率1点台なのか?

ロイヤルズ在籍時
 1勝1敗16セーブ 防御率1.05 25.2回 22三振 2四球 19安打 2本塁打 自責点3

ナショナルズ在籍時
 1勝0敗0セーブ 防御率4.22 10.2回 10三振 6四球 12安打 3本塁打 自責点5

ナショナルズに移籍した途端に四球が多くなり、打たれやすくなったみたいだね。
まあ、ロイヤルズもヘレーラに問題があると思っているから、あれくらいの交換要員でトレードしてくれたんだろうからね。
過度な期待はしてないけど、最低限の仕事はして欲しいよね。

それにしても、何でナショナルズに移籍してきたリリーフはドゥーリトル以外はみんな劣化するのだろう?
その原因を解決しないとまだこの流れが続きそうな気がするよね。


【今日の投球】
http://www.brooksbaseball.net/pfxVB/pfx.php?month=7&day=15&year=2018&game=gid_2018_07_15_wasmlb_nynmlb_1%2F&pitchSel=476451&prevGame=gid_2018_07_15_wasmlb_nynmlb_1%2F&prevDate=715&league=mlb

【今日の動画】   
https://www.mlb.com/gameday/nationals-vs-mets/2018/07/15/530855?#,game_state=final,lock_state=final,game_tab=videos,game=530855


ダニエル・マーフィー

打線は2回表に無死一三塁からテイラーのショートゴロで1点を先制した。
その裏にメッツに追い付かれて1‐1となった。

ヘリクソンが見事な投球を続けていたので、何とかヘリクソンを勝ち投手にしてあげたいと思っていた。
すると7回表にソトとレンドンが連続四球で、アダムスが安打で無死満塁のチャンスを得た。
ここで代打はマーフィーだった。
マーフィーは期待に応えて2点タイムリーを放った!!


トレイ・ターナー

続くウィータースが送りバントをして一死二三塁となった。
ここで代打のグッドウィンはセンターフライに倒れた。

その後、ディフォが死球で二死満塁となって、イートンも死球で押し出しとなった。
そして、ターナーがタイムリーを放って、この回は一挙に5点を挙げて、6-1でナショナルズが勝った!!


ハーパー3

ところで、5ちゃんねるで見たんだけど、ハーパーが怠慢走塁でマルティネス監督に呼び出されたらしいね。
今日、ハーパーが欠場していたんだけど、もしかしたら今日の欠場もそのペナルティーかもしれないね。

だとしたら、私もマルティネス監督を少し見直すよ。
こういう悪いところはちゃんと監督が注意しないといけないからね。
怠慢走塁に関しては、昔、パペルボンからもいわれていたからね。
このいうプレーは他の選手に良く思われない。
そんな意味でもハーパーは常勝チームの中心になれる選手じゃないんだよ。

実際、今日の試合だって、ハーパーが抜けた方が点が取れたじゃないか。
周りが気を使って4番で使っているのに、本人はそのことを感謝して全力でプレーするどころか、こういうことをするんだからね。
本当にガッカリさせられるよね。


今日で前半戦が終わって、48勝48敗で勝率.500は誰もが予想しなかった成績だろう。
首位のフィリーズとの差は5.5もあり、現実問題として逆転する可能性は低い。
私としては、今季はワイルドカードすら獲得できず、オフにはハーパーがFAで退団して、来年は大幅に戦力ダウンして暗黒時代到来、という最悪のシナリオを回避すべきだと思っている。

だから、ハーパーをトレードに出して、若手先発投手を獲得した方がいいと思う。
現状で、フェッドやロドリゲス、ボスを見ていても、メジャーリーグでモノになりそうな投手がいない。
しかも、オフに唯一の先発左腕のゴンザレスも退団する可能性がある。
外野はソトもロブレスもいるので不足することがないだろう。
ハーパーをトレードしておけば、見返りの若手投手が得られるので、最悪の状態は避けられるのだ。

それに、ハーパーを放出すれば、不協和音の源泉を断つことができて、チームが結束して、快進撃が始まるかもしれないからね。
今日の試合を観てて、私はそう感じたよ。

ガッカリすることが多かった前半戦だけど、後半戦は、せめてシャーザーの試合くらいは勝って、シャーザーのサイ・ヤング賞獲得くらいは実現しますように!!


橋本環奈028

【環奈ちゃんの一言】
今日は勝って、勝率5割でターンできて良かったですね!!
しかし、現実問題として、今季の見通しは暗いですね。
今季は割り切って、来季に投資するもの手だと思います。
戦争と同じで、明日の勝利のためにときには後退する勇気も必要なのではないでしょうか?