田嶋大樹

https://baseball.yahoo.co.jp/npb/game/2018032405/top

今日、田嶋の投球をDAZNで観てみた。
最速152キロの和製ランディ・ジョンソンという売込みだったけど、正直なところ、期待したほどでもなかったという印象だ。

その前にスリークォーターの件について書いておこう。
日本では未だに上から投げ下ろすオーバースローが唯一無二の正しいフォームだと思っている人が多い。
特に年配のファンほどその傾向が強い。

しかし、オバースローの場合、投げる瞬間に上半身も腕と一緒に上から下に動くのだ。
目線も上から下に大きく移動するし、体の軸も大きく動いてしまう。
スリークォーターの場合、上半身の動きが少ないし、目線も体の軸も大きく動かない。
体の可動域を狭くしてフォームをコンパクトにするので、ブレが少なくなり、リリースポイントが安定するのである。
しかも、オーバースローと違って、腕を長く伸ばして使えるので、腕の遠心力を利用して、速い球が投げられるのだ。

90年代の速球投手って、与四球率が3.00以下だとコントロールがいいといわれていたけど、現代の速球投手は2.00以下である投手も多い。
その速球投手のほとんどがスリークォーターであることが上の仮説の証明になるだろう。
ランディ・ジョンソン、ペドロ・マルティネス、そしてマックス・シャーザー。
メジャーリーグの超一流の速球投手はスリークォーターが多いのだ。
オーバースローじゃないといけないというのは昭和の野球観だよ。


話が逸れたけど、私はアマチュア時代の最速何キロというのはデマだと思っている。
なので、私も田嶋の最速152キロは誇張だと思っていた。
現実には、最速147キロで平均が142キロくらいだろうと思っていた。
ところが、今日見た感じでは、最速が145キロ程度で、平均が140キロくらいという印象を受けた。
137~138キロの速球もあり、思ったほどの球速ではなかった。

さらに、テイクバックが大きいため、フォーム自体が大きくなってしまい、コマンド(「コントロール」はストライクを投げる能力で、「コマンド」は狙ったところに投げる能力。メジャーリーグではこの2つを区別している)が安定しないだろうと思った。
それにテイクバックがこんなに大きいと走者を出したときに盗塁されやすいのが難点だ。
スリークォーターということでコンパクトなフォームに違いないという先入観があったんだけど、ちょっと予想外だったね。

DAZNで1回の投球だけは観たんだけど、やっぱりコマンドが安定しておらず、変化球が高めに浮いているのが目についたね。
その高めの変化球を打たれていた。
特にカーブが高めに浮いていた。

もっと球速があるなら、高めの速球で攻めて、打者の目線を高めに釘付けにしておいて、同じ高めの軌道から変化球を落として打者の目を欺くという高低を使った攻め方ができるんだけどなぁ。
高めを攻めるにはちょっと球速が足りない気がするね。
期待していただけに、ガッカリだったね…。


吉田正尚

オリックスは、初回に2点を先制されたけど、2回一死二三塁から山足のタイムリーで1点を返した。
続く大城がセカンドゴロの間にもう1点を返して、2‐2の同点となった。
さらにここまでオープン戦不振だった吉田正が2ランを放った!!
吉田正は4回にもタイムリーを放っていた!!

今日の吉田正は5打数3安打1本塁打3打点の大活躍だった!!
今季はぜひ.280、30本、100打点を目指して欲しいよね!!

T-岡田は、4打数1安打だったけど、2三振しているのでまだ調子が悪いんだろうね。
また、打率.246、出塁率.285に過ぎない大城を上位で使うのは絶対にやめた方がいい。
せっかく長打力がある主軸があるんだから、打率.285、出塁率.360の中島を2番に置けばいいじゃないか。
あんなに出塁率が低いなら、少々盗塁ができて、バントが上手くても大城を上位で使うのはいただけないよ。
未だに2番は足と小技が大事という昭和の野球観は捨てた方がいいと思うよ。


s-青山愛024

【めぐたんの一言】
田嶋投手はそれでも期待の左腕ですから、ぜひ新人王目指して頑張ってもらいたいですよね!!
打線も不振だった吉田正選手に当たりが出てきたので良かったですね!!
本当にいい試合でしたね!!