【Wikipedia】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%B3_(%E9%87%8E%E7%90%83)
【成績】
http://www.fangraphs.com/statss.aspx?playerid=6632&position=P
https://www.baseball-reference.com/players/c/carraca01.shtml
【投球分析】
http://www.brooksbaseball.net/landing.php?player=471911
【PITCHf/xとは】
https://ja.wikipedia.org/wiki/PITCHf/x
カルロス・カラスコは、2003年にアマチュアFAとしてフィリーズと契約した。
2009年7月29日にクリフ・リー、ベン・フランシスコとのトレードで、ジェイソン・ドナルドらと共にインディアンスへ移籍した。
同年9月1日のタイガース戦でメジャーリーグにデビューし、シーズン終了までに5試合に先発したが、0勝4敗、防御率8.71という成績に終わった。
2015年に14勝12敗、防御率3.63とブレイクした。
2017年は、18勝6敗、防御率3.29、200.0回で226三振とエース級の成績を残した。
【平均球速】
4シームの平均球速は94.75マイル、シンカーは93.78マイルとメジャーリーグでも屈指の速球派投手だ。
チェンジアップは88.84マイル、スライダーは85.65マイル、カーブは83.42マイルだ。
速球の平均球速はストラスバーグに及ばないが、変化球の平均球速はストラスバーグと互角だ。
【最速】
4シームの最速は98.13マイル、シンカーは96.95マイルと非常に速い。
チェンジアップも最速95.76マイル、スライダーも95.96マイル、カーブも94.96マイルと高速だ。
【配球】
4シーム 35.23%
シンカー 13.25%
チェンジアップ 16.30%
スライダー 21.50%
カーブ 13.73%
4シームとシンカーの速球系は48.48%と多くはない。
これもチェンジアップ、スライダー、カーブの3つの変化球に自信を持っているからだろう。
ストラスバーグと同じく、本質は98マイルの速球を持っている変化球投手なのだろう。
【球種】
4シームの空振り率は6.75%、シンカーは6.70%と球速の割に低い。
しかし、伝家の宝刀のスライダーは26.70%とメジャーリーグでもトップクラスだ。
さらにチェンジアップが18.29%、カーブも18.01%と変化球はどれも一級品だ。
【対左打者・対右打者】
左打者に.241、右打者に.226と左打者の方が打たれやすい。
左打者に対しては4シームの被打率が.350、シンカーが.323と速球系が打たれやすかったのが原因だろう。
ただし、変化球はいずれも左打者も右打者も完全に抑え込んでいた。
【ピンチにおける強さ】
走者なしで.238、走者ありで.224、得点圏に走者ありで.228とどの場面でも被打率はほぼ変わらない。
どんな場面でも安定した投球ができるのは強みだ。
4シームの被打率が.341、シンカーの被打率が.302と球速の割に速球系が打たれやすいのが玉に瑕だが、圧倒的な変化球を武器にエース級の成績を残し続けるだろう。
速球系の空振り率を向上させれば、サイ・ヤング賞の可能性もあると思われる。