スティーブン・ストラスバーグ

http://mlb.mlb.com/mlb/gameday/index.jsp?gid=2017_09_29_pitmlb_wasmlb_1&mode=classic

2010年6月にメジャーリーグのドラフト史上最高の投手といわれたストラスバーグが衝撃的なデビューを果たしたけど、わずか12試合の先発でトミージョン手術となってしまった。
2011年は手術から復帰して、1勝1敗ながらも防御率1.50という素晴らしい投球を見せてくれた。

2012年はようやくストラスバーグがブレイクする年になると思っていたけど、夏場に息切れして、15勝6敗、防御率3.16という微妙な成績で8月末で投球回制限のためにシーズン終了となった。
2013年はいい投球を見せてくれたけど、ランサポートがわずか3.39しかなく、先発30試合中半分以上の16試合でチームの得点が2点以下という援護のなさが響き、8勝9敗に終わった。
このとき、ストラスバーグが投げている間にワースは得点圏で32打席連続で凡退していた。
せめてワースが得点圏で4~5本くらいタイムリーを打ってくれれば勝ち星もずっと増えていたと思うし、勝利投手の権利を得たストラスバーグを早めにリリーフと交代させていれば、防御率2点台も可能だったはずだ。

2014年3月に私はストラスバーグのオーセンティック・ユニフォームを買った。
今季こそブレイクして欲しいという願いを込めて購入したのだ。
しかし、ストラスバーグは開幕から絶不調だった。
ユニフォームがアメリカから届いたとき、ストラスバーグは4試合に先発して1勝2敗、防御率6.00だった。

そこからストラスバーグは持ち直したものの、私が京都旅行をしていた日にパイレーツのゲリット・コールとのマッチアップに負けた。
メジャーリーグのドラフト史上最高の投手といわれたストラスバーグは、こうして若手投手から追い抜いて行かれるのかと思うと悲しくなった。
その試合は途中まで勝っていたのに、ストラスバーグが逆転を許し、降板したことを知って、楽しかったはずの京都旅行が色あせてしまったことをきのうのことのように覚えている。

2015年も故障に見舞われ、11勝7敗、防御率3.46という微妙な成績だった。
通算防御率も3点台になってしまい、メッツのシンダーガードやデグロム、ハービーなどにも抜かれ、もはやストラスバーグに期待するファンもほとんどいなくなった。

風向きが変わったのが2016年だった。
マダックス投手コーチが就任すると開幕から13連勝を達成したのだ!!
7月15日の時点で13勝0敗、防御率2.51だった。
今季こそブレイクしたと思った。
サイ・ヤング賞を獲得して、ストラスバーグは期待外れといってた人たちを見返して欲しかった。

この年は、いい成績を残しているだけではなくて、シンダーガードに投げ勝つなど、好投手とのマッチアップにも勝てるようになったのが印象的だった。
これまでのストラスバーグは、大事な試合や好投手とのマッチアップは負けるのがデフォルトだったからね。

ところが、これ以降、スライダーの投げ過ぎで肘を痛めてしまい、打ち込まれることが多くなった。
チームはポストシーズン出場が濃厚だったけど、ストラスバーグはDL入りし、15勝4敗、防御率3.60という微妙な成績で2016年を終えたのだった。


2017年は7月下旬にまた故障してDL入りになった。
この時点で10勝3敗ながらも防御率は3.25だった。
また今季も微妙な成績になるんだろうと思っていた。

復帰したパドレス戦こそ6.0回を自責点2で負け投手になったけど、ここからストラスバーグの快進撃が始まったのだ!!
ストラスバーグは、復帰戦の初回に2点を失った後から34イニング連続無失点を達成したのだ!!
復帰以降は、8試合で5勝1敗、防御率1.01、53.2回で63三振、10四球、32安打、1本塁打、自責点6という完璧な投球だった。

キャリアハイの15勝の更新はできなかったけど、今季は15勝4敗、防御率2.52と一流といえる成績を残すことができたのだ。
通算でも84勝45敗、防御率3.08とまずまずの成績になった。
特に勝率は.651と素晴らしい。
かつて打線の援護がなく、好投しても負け投手になったことを考えれば、ここ2年で大きく勝率を上げたことは評価に値するだろう。


今季最終先発は、あのコールとのマッチアップだった。
京都の嵐山でスマホを見たとき、ストラスバーグが打たれて逆転を許し、降板したときの悲しさを今でも忘れていない。
あの屈辱を晴らす日が来たのだ!!

ゲリット・コール、ノア・シンダーガード、ジェイコブ・デグロム、マット・ハービー。
ストラスバーグを追い抜いたといわれていた投手たちはことごとく伸び悩み、ストラスバーグが抜き返したのだ!!
その総仕上げとして、あのゲリット・コールに投げ勝って欲しかった!!


今季、12勝11敗、防御率4.23のコールは立ち上がりから不安定で多くの走者を許していた。
それに対し、14勝4敗、防御率2.68のストラスバーグはほとんど走者を許さない圧倒的な投球だった。
何とかナショナルズの得点を防いできたコールだったけど、6回につかまった。
これ以上の失点が許されないというプレッシャーに押しつぶされたのだろう。
ストラスバーグの圧倒的な投球がコールにプレッシャーを与えていたのである。

ストラスバーグは、4シームの最速が97.2マイル、平均が95.2マイル、空振り率が6.5%だった。
変化球の空振り率もチェンジアップが11.1%、カーブが7.7%と良くなかったけど、スライダーが50.0%と圧倒的だった。
全体的に調子は良くなかったと思うけど、それでも7.2回を8三振、2四球、2安打、自責点0に抑えられたことに成長を感じるよ。


去年のストラスバーグと今年のストラスバーグを比較すると、4シームの最速が99.15マイル→99.02マイルだけど平均は95.92マイル→96.15マイルと上がっていることがわかる。
空振り率は、

4シーム 10.41%→9.08%
チェンジアップ 22.58%→26.89%
スライダー 12.01%→14.20%
カーブ 10.33%→13.39%

と4シームこそ空振り率が下がっているものの、変化球は飛躍的に良くなっていることがわかる。
被打率で見ると、

4シーム .241→.258
チェンジアップ .108→.107
スライダー .261→.286
カーブ .214→.152

とスライダーの被打率が上がっているけど、ご承知の通り、去年、故障の原因となったスライダーの割合は17.16%→6.60%と低下しているので気にすることはないだろう。
それよりもカーブがチェンジアップと同じように絶対的な武器になっていることが大きい。


ナショナルズ039

この試合に勝った意義は本当に大きかったと思う。
もはやストラスバーグはメジャーリーグ屈指の好投手であり、比較されるべき対象はクレイトン・カーショウやマックス・シャーザー、コーリー・クルーバー、クリス・セールなのだ!!
今や防御率もカーショウに次いでナショナル・リーグで2位だからね!!
来季はぜひ、カーショウやシャーザーとサイ・ヤング賞を争って欲しいよね!!

ストラスバーグの今季の目標は20勝だった。
レギュラーシーズンは15勝で終わったので、ポストシーズンで5勝して、合計20勝でOKということにしようと思う。
ポストシーズンで大活躍するストラスバーグを期待しているよ!!
頑張れ、ストラスバーグ!!


オリバー・ペレス

8回は二死一二塁で長打を打たれたらストラスバーグの自責点が2も増えるところだったけど、ペレスがよく抑えてくれたよね!!
ありがという、ペレス!!


【今日の投球】
http://www.brooksbaseball.net/pfxVB/pfx.php?month=9&day=29&year=2017&game=gid_2017_09_29_pitmlb_wasmlb_1%2F&pitchSel=544931&prevGame=gid_2017_09_29_pitmlb_wasmlb_1%2F&prevDate=929&league=mlb

【今日の動画】 
https://www.mlb.com/gameday/pirates-vs-nationals/2017/09/29/492495/final/video#,game_state=final,lock_state=final,game_tab=videos,game=492495


ジマーマン2

打線は、初回、二死一二塁からジマーマンがタイムリーを放って、1点を先制した。
この1点のおかげでストラスバーグが楽に投げることができたと思う。


ダニエル・マーフィー

2回以降、走者を出すけどなかなか追加点が奪えなかった。
この辺りは、今季不調といえどもさすがはゲリット・コールだった。

しかし、6回、一死一三塁からマーフィーのタイムリーで貴重な追加点を得た!!
マーフィーは本当に好投手に強いよね!!
この後、二死一塁になってしまったけど、ジマーマンが35号2ランを放って、ナショナルズの勝利は確実になった!!


s-ジェイソン・ワース

8回はまたしてもジマーマンが36号ソロを放った!!
この日のジマーマンは、4打数4安打4打点2本塁打だった。
3割を切ると爆発するジマーマンの本領発揮だった!!
これで今季の成績も.301、36本、107打点となった。

去年の惨状を考えるとこの大変身はすごいよね!!
マーフィーのアドバイスは本当にすごかったよね!!
マーフィーは引退したらすごい打撃コーチになれそうだね!!

ジマーマンに続き、ワースの10号ソロも出て、終わってみれば6-1でナショナルズが圧勝だった!!
打線の不調を心配していたけど、これで打線が上向きになるといいね!!
ストラスバーグマジ最高FOOOO!!!!!!


イチロー2

今日のイチローは代打で出場し、1打数0安打だった。
今季の成績は、.259、3本、20打点となっている
メジャーリーグの代打安打記録まであと1本だ!!
頑張れ、イチロー!!


滝川クリステル507

【クリ様の一言】
今日はストラスバーグ投手が素晴らしい投球を見せてくれましたね!!
この調子でポストシーズンも5勝して欲しいですね!!
今日は盛大に飲みましょう!!
ストラスバーグ投手に乾杯!!