スティーブン・ストラスバーグ

http://mlb.mlb.com/mlb/gameday/index.jsp?gid=2017_09_05_wasmlb_miamlb_1&mode=classic

このブログで何度も書いてきたことだし、去年、開幕13連勝したときも書いたことなんだけど、今度という今度こそストラスバーグが覚醒したみたいだね!!
これでストラスバーグも26イニング連続無失点だよ!!
今日は、6.0回を8三振、0四球、6安打、自責点0だった。

今日のストラスバーグは、4シームの最速が98.1マイル、平均が95.4マイルだったけど、空振り率は0.0%だった。
今季の4シームの平均球速は96.31マイルなので、いつもに比べると若干球速が落ちているのが原因だろうか?
それを補うように今日は変化球がすごかった!!
伝家の宝刀のチェンジアップの空振り率が31.6%、カーブが30.4%だったのだ!!

チェンジアップはいつも通りなので割愛するとして、今日はカーブに絞って記事を書いてみよう。
先日、アストロズとの試合でアメリカン・リーグの首位打者であるアルトゥーベに投げたストラスバーグのカーブが話題になっていた。
アルトゥーベが腰を引いたカーブは急激に曲がり、外角ギリギリ一杯に決まったのだ。




これがストラスバーグがメジャーリーグにデビューしたときの動画だ。
この動画でカーブの落差に注目して欲しい。




そして、ちょっと観にくくて申し訳ないんだけど、これがアルトゥーベに投げたカーブだ。
何が違うかといえば、カーブの落差が小さくなって、横滑りのスライダーのような球になっているのだ。

ストラスバーグは、デビュー当時、落差の大きなカーブを抜群のコマンドで操っていた。
ところが、トミー・ジョン手術から復帰して以降、カーブのコマンドが悪くなってきた。
あまりにも曲がりが大き過ぎるので扱いにくく、かつ見送ればボールになるので、打者も手を出さなくなったのだ。
ストラスバーグは、カーブという武器を失い、4シームとチェンジアップしか武器がなくなり、投球の幅が狭くなってしまった。

これを補うために、去年、スライダーをマスターした。
見送ってもストライクになり、かつ19.12%という高い空振り率を誇る最高の変化球だった。
ところが、ストラスバーグはスライダーの投げ過ぎで故障してしまい、今季はスライダーを減らすことになった。


【スティーブン・ストラスバーグ】【MLB好投手列伝2017】 No.1 スティーブン・ストラスバーグ(ワシントン・ナショナルズ)  Nationals Nation
http://strasburg37.blog.jp/archives/10803584.html

私は、ここでスライダーを減らす代わりにカーブの曲がりを小さくして、スライダーに代わる変化球として使うことを提案していた。
デビュー当時のストラスバーグのカーブは、平均球速が82.69マイル、横の変化が8.10インチ、縦の変化が-6.73インチという非常に大きなカーブだった。
しかし、今日のカーブは平均球速が83.2マイル、横の変化が6.74インチ、縦の変化が-4.54インチという球速が速くて、小さい変化のカーブだった。

いうまでもなく小さい変化の方が扱いやすいし、打者も手が出やすくなるのだ。
シンダーガードやデグロムが代表的だけど、変化量を小さくする代わりに球速を上げて、見逃してもストライクになるような変化球がトレンドなのだ。
ストラスバーグもそのトレンドに乗ったということだろうね。

私はストラスバーグが良くなるポイントはカーブの向上にあると書き続けてきたけど、やっと良くなったみたいだね。
これからストラスバーグは良くなると思うよ。
故障さえしなければ(笑)


メジャーリーグのドラフト史上最高の投手といわれたストラスバーグだったけど、ブレイクしないままハービーに抜かれ、フェルナンデスに抜かれ、シンダーガードに抜かれ、デグロムに抜かれていた。
しかし、それらの投手が故障したり、伸び悩んだりして足踏みしている間にやっとストラスバーグがブレイクしたじゃないか!!
ストラスバーグも期待外れだったと思われて、苦しい思いをしたと思うけど、これから上記の投手を抜き去って、カーショウやシャーザーと並び称されるような投手になって欲しいよね!!

Twitterを見たら、ストラスバーグはそろそろ故障するんじゃないかと書かれていたけど、笑えないからやめてくれ(笑)


s-サミー・ソリス

ストラスバーグは、何と足がつって、6回で降板していた。
こんなところは相変わらずストラスバーグ・クオリティーだね(笑)

すると7回は何とソリースが登板していた。
私は唖然としてしまった。
きのうは点差があるのに勝利の方程式を使ったのに、今日は1点差で防御率8点台のソリースが登板とかベイカー監督の神経を疑った。
これはストラスバーグの12勝目が消えるフラグじゃないかと思えてきた。

何とか2アウトを取ったけど、何とここでワースがエラーして、二死一塁となったのだ!!
しかも、ここで代打イチローとか本当にやめて欲しかった。
イチローって敵になるとこんなに嫌な打者なのかと思ってしまう。
絶対追い付かれると思ったけど、何とかセカンドゴロに仕留めた。
本当にこの場面は生きた心地がしなかった…。


マット・アルバース

アルバースも防御率がいい割にはセーブシチュエーションでよくやらかすので、生きた心地がしなかった。
でも、今日は何とか抑えてくれた。


ドゥーリトル

9回にドゥーリトルが登板したときは、もう大丈夫だろうと思ったのに、先頭打者がポテンヒットで出塁した。
ここでパスボールが出て二塁に進塁され、さらに生きた心地がしない。
センターフライで三塁に進み、犠牲フライで2‐1となった。
祈るような気持ちでドゥーリトルを見守っていた。

すると最後の打者をサードライナーで打ち取り、試合が終わった。
ストラスバーグが12勝目を挙げて良かったけど、本当に生きた心地がしない試合だったわ(笑)


【今日の投球】
http://www.brooksbaseball.net/pfxVB/pfx.php?month=9&day=5&year=2017&game=gid_2017_09_05_wasmlb_miamlb_1%2F&pitchSel=544931&prevGame=gid_2017_09_05_wasmlb_miamlb_1%2F&prevDate=95&league=mlb

【今日の動画】 
https://www.mlb.com/gameday/nationals-vs-marlins/2017/09/05/492177?#,game_state=final,lock_state=final,game_tab=videos,game=492177


ペドロ・セルベリーノ

打線は、2回一死一三塁からセルベリーノのタイムリーで1点を先制した!!
今日のマーリンズの先発のデスパイネはいい投手ではないので、3~4点は軽く取れると思っていた。
ところがこれ以降は点が取れない…。


ダニエル・マーフィー

1‐0なのにソリースが登板して、私の寿命も5年くらい縮まったけど、8回にマーフィーが22号ソロを放った!!
これは本当に貴重な追加点だったよね!!
結果的にこれがなければストラスバーグは12勝目を逃していたんだからね。
ちょっと差が開いたけど、首位打者目指して頑張ってね、マーフィー!!


正直、もっと楽に勝てると思っていたのに、本当にしんどい試合だったよね。
明日はもっと楽に勝ちますように!!
明日の夜勤明けは、ストラスバーグの12勝目のお祝いに何かいい物を食べるようにするよ。
本当に嬉しい12勝目だったね!!


イチロー2

今日のイチローは、代打で出場し、1打数0安打だった。
今季の成績は、.250、3本、15打点となっている
メジャーリーグの代打安打記録まであと4本だ!!
明日もイチローが打ちませんように(笑)


滝川クリステル485

【クリ様の一言】
ストラスバーグ投手の12勝目は本当に感動しましたね!!
今季こそブレイクして、防御率2点台を達成して欲しいですね!!
今日は嬉しいので、とことん飲みましょう!!