タナー・ロアーク

http://mlb.mlb.com/mlb/gameday/index.jsp?gid=2017_08_04_wasmlb_chnmlb_1&mode=classic

7.0回を11三振、1四球、3安打、自責点2という素晴らしい投球をして、不調から立ち直ったと思われたロアークだったけど、前回は5.0回を8三振、4四球、5安打、自責点4と散々だった。
ポストシーズンのことを考えても、そろそろ安定してもらわないといけない投手だ。
しかも、今日はポストシーズンで対戦する可能性があるカブスが相手だけに絶対にいい投球をしてもらいたかった。

今日のロアークは、2シームの最速が94.9マイル、平均が92.5マイルといいときほどの球速はなかった。
しかし、空振り率は10.7%と切れがあったようだ。
そして、チェンジアップの空振り率が25.0%、スライダーが14.3%と変化球が良かった。
惜しかったのが7回の2ランで、甘く入ったスライダーを打たれてしまった。
これさえなければ7回無失点も狙えたと思う。

結局、6.1回を4三振、3四球、5安打、1本塁打、自責点2だった。
四球が3つあるので、コントロールが悪かったように見えるけど、103球中67球がストライクで、ストライク率は65.0%と悪くなかった。


キンズラー

そして、7回はツインズから移籍してきたキンズラーが登板した。
ツインズではクローザーをしてきたので、ナショナルズでもクローザーになるのかと思っていたけど、違ったようだ。
今日はシンカー一本鎗の投球で、最速94.8マイル、平均93.1マイルだった。

今季はシンカーの最速は96.36マイル、平均は93.79マイル、空振り率は4.54%だ。
チェンジアップはあまり投げないけど、空振り率が高くて20.00%、スライダーは13.39%だ。
やぱり、タイプ的にシンカーを打たせて取るタイプの投手みたいだね。

これでブルペンも安定してくれればいいね。
メジャーリーグ最高のブルペンとか贅沢はいわないので、せめてメジャーリーグ平均レベルのブルペンが欲しいと思う。


ライアン・マドソン

マドソンは、4シームの最速が98.0マイル、平均が96.7マイルだったけど、見た感じではもっと速く感じるよね。
実際、4シームの空振り率は55.6%と素晴らしいからね。
こんな投手をトレードしてくれたアスレチックスには本当に感謝だね。
もっとも、トレードされたトライネンもシンカーに固執せず、4シーム主体に切り替えていたらこれくらいの投球はできていたと思うけどね。


ショーン・ドゥーリトル

ドゥーリトルは今日も先頭打者に安打を打たれたけど、その後を抑えて8セーブ目を挙げた。
ドゥーリトルは走者を出しまくるイメージがあるけど、今季のWHIPはわずか0.85なんだよ。
ポストシーズンに向けて、徐々に調子を上げて欲しいよね!!


【今日の投球】
http://www.brooksbaseball.net/pfxVB/pfx.php?month=8&day=4&year=2017&game=gid_2017_08_04_wasmlb_chnmlb_1%2F&pitchSel=543699&prevGame=gid_2017_08_04_wasmlb_chnmlb_1%2F&prevDate=84&league=mlb

【今日の動画】 
https://www.mlb.com/gameday/nationals-vs-cubs/2017/08/04/491738?#,game_state=final,lock_state=final,game_tab=videos,game=491738


ダニエル・マーフィー

カブスの先発はヘンドリクスだった。
去年、ヘンドリクスは16勝8敗、防御率2.13で防御率のタイトルを獲得していた。
『Slugger』でも打者との駆け引きに秀でた素晴らしい投手みたいな書かれ方をしていたけど、私は去年からこの投手は運がいいだけで、防御率3点台後半の実力しかないと書いていたからね。
案の定、今季は4勝4敗、防御率3.81じゃないか!!
投げている球を見ても、どう見たって防御率2点台前半の投手じゃないでしょ?

レスターやラッキーにしても去年は本当に運が良かったからね。
この2人も成績を落としているけど、今季は調子が悪いのではなくて、これが実力だからね。
野球は表面的な成績に惑わされずに、その選手の本当の力量を見抜く力が必要だと思うよ。
そのためにも、もっとセイバーメトリクスの数値も注意深く見守る必要があると思う。
私もヘンドリックスやレスター、ラッキーもBABIP、FIP、xFIPといった数値を見て、出来過ぎか実力なのかを判断しているんだからね。
まあ、私はこれに長年メジャーリーグの投手を見てきた勘も併せて判断するけどね。


そして、そのヘンドリクスの出鼻をくじいたのがマーフィーだった!!
二死一塁からカーブを上手くすくい上げて先制18号2ランを放ったのだ!!
これは上手い打ち方だったね!!
沈む球をすくい上げてあそこまで引っ張れる技術がすごいよね!!
こういう打法をマスターできたからこそ、マーフィーは打者として覚醒できたんだろうね!!


そして6回は外角の速球を逆らわずに見事な流し打ちをして19号ソロを放ったのだ!!
状況に応じて本塁打も打ち分けられる技術の高さ!!
本当に素晴らしいじゃないか!!

2014年のオフ、ナショナルズはFAで二塁手を獲得しようとしていたけど、その候補がマーフィーとゾブリストだった。
結局、カブスがゾブリストを獲得し、ナショナルズがマーフィーを獲得した。
そのマーフィーは、去年はあと一歩で首位打者だったし、今季も.333、19本、76打点だ。
それに対して、ゾブリストは.225、8本、32打点だ。
誰の目にも勝敗は明らかだろう。
そして、マーフィーは落ちる一方だったジマーマンに自らの打法を伝授し、ナショナルズをメジャーリーグ最強の打線するために多大な貢献もしている。

マーフィに足りない物は、首位打者と世界一の栄冠だけだろう。
その2つを獲得するための戦いがこれから始まるのだ!!


今日はマーフィーのための試合だったね!!
これからもマーフィーが打ちまくって勝ちますように!!


イチロー2

イチローは代打で出場し、1打数1安打だった。
今季の成績は、.235、2本、10打点となっている。
明日もイチローが出場して安打を打ちますように!!


2位のマーリンズは負けて13.5ゲーム差だ。
メッツが負けて、ブレーブスが勝ったので、3位はブレーブスとなって、ゲーム差は14.5だ。


滝川クリステル450

【クリ様の一言】
今日は、マーフィー選手の2本塁打に尽きますね!!
大事なカブスとの3連戦ですから、明日も打ちまくって欲しいですね!!
そして、ロアーク投手もこの勝利をキッカケに立ち直って欲しいですね!!