タナー・ロアーク

http://mlb.mlb.com/mlb/gameday/index.jsp?gid=2017_05_07_wasmlb_phimlb_1&mode=classic

こういう試合は本当に残念だね…。
私は、シャーザー、ストラスバーグと共にロアークにも20勝、防御率2点台を達成してもらって、ぜひメジャーリーグ屈指の好投手の1人としてロアークを認知してもらいたいと思っている。
独立リーグから這い上がったロアークのサクセスストーリーはたくさんの野球ファンに勇気を与えるだろうからね。

だから、ロアークの勝ち星を消されるのは本当に痛いよね。
ロアークはシャーザーやストラスバーグみたいに98マイルの4シームで三振を奪いまくる投手ではないので、投球に派手さがない。
その分、勝ち星でアピールするしかないからね。

今日のロアークは、最速95.1マイル、平均91.4マイルの2シームを中心に投球を組み立てていた。
2シームの空振り率は3.6%に過ぎないけど、チェンジアップが47.1%、カーブが21.4%と変化球が良かった。
ただ、ロアーク最高の持ち球のスライダーは空振り率0.0%と良くなかった。

2シームのストライク率がは55.4%と良くなく、これが100球投げてストライクが56球のみ、ストライク率56.0%の原因となった。
このため、5三振、3四球、2安打、自責点0でありつつも球数が多過ぎて6回で降板する原因となった。
もう少しストライクが入っていれば、ロアークも7回まで投げることができて、4勝目を挙げることができたんだろうけどね…。


マット・グレース

そして、7回から投げたマット・グレースが良くなかった。
簡単に連打され、レンドンのファインプレーがなければ炎上していたもおかしくないと思っていた。

ところがそのグレースを8回まで続投させたのは驚いた。
案の定、一死から連打され、そこからアルバースを登板させた。
継投が下手な監督は決まって走者を出してから投手を交代させるのだ。
登板する投手も走者がいる場面から登板するのとイニングの頭から走者なしで登板するのでは全くプレッシャーが違ってくる。
これはまずいと思っていたら、やっぱり同点3ランを打たれてしまった…。

本当にあの場面は采配ミスだよ。
それに最近、ベイカー監督はイニングまたぎをさせ過ぎだと思う。
あんな使い方をしていたら、リリーフは夏場にへばってしまうよ。
イニングの頭からアルバースを投げさせていれば、きっとこの試合は勝っていただろう。


エニー・ロメロ

9回になってもショックを引きずるアルバースを続投させ、無死一二塁になってからロメロを登板させている。
ここはロメロの素晴らしい投球でピンチを切り抜けた。


トライネン2

しかし、謎の采配はまだ続いた。
10回はロメロ続投と思っていたのに、よりによってトライネンを登板させるとはね…。
上でイニングまたぎさせるなと書いていたけど、延長戦だし、ここで失点すれば終わりの場面じゃないか。
しかも、ロメロはきのう休んでいるので、ブルペンでいちばん力があるロメロを続投させる場面だと思うけどね。
そういうメリハリが今日の継投には見受けられなかった。
案の定、トライネンはアッサリ打たれて負けた。

何度も書いていることだけど、トライネンは今日も先頭打者にアッサリとシンカーを二塁打にされている。
空振り率がわずか6.20%に過ぎないシンカーを狙い打ちされているのだ。
トライネンもロスもシンカーを打たれまくっている。


確かにオリオールズのブリットンみたいにシンカーの空振り率が10.69%ある投手もいるだろう。
しかし、シンダーガードのシンカーは平均98.81マイルあるにも関わらず空振り率は5.14%に過ぎないのだ。
シンダーガードの4シームは平均99.50マイル空振り率11.43%ある。
ブリットンが例外なだけで、シンカーは球速の速さと変化の大きさの割には打者がバットに当てやすい球なのだ。
あのシンダーガードにできないことがトライネンやロスにできると思うかい?

私は去年からずっとこの2人はシンカーを捨てて4シームを使うべきと書いてきたけど、案の定、シンカーを打たれまくっているじゃないか。
トライネンのシンカーの被打率は.306もあるんだぞ!!

そして、この2人の最高の持ち球はスライダーだ。
スライダーも低め、シンカーも低めでは打者は低めに的を絞ればいいので対応は楽になる。
シャーザーみたいに高めの4シームで打者の目を慣れさせておいて、その高めからスライダーを落とせば、高めに慣れた打者は空振りする可能性が高くなる。

私は、ロスもトライネンもマイナーでじっくりと高めの4シームを使う投球スタイルをマスターすべきだと思うよ。
そうすれば、シャーザーみたいにスライダーが活きてくるからね。
しかも、トライネンもこんなに打たれれば自信をなくしてしまうので、ロスと一緒にマイナーで再調整させるべき思うね。


ラファエル・マーティン

トライネンの代役はラファエル・マーティンがいいと思う。
マーティンは3Aで0勝0敗、防御率2.70で10.0回を8三振、3四球、7安打と好投している。
マーティンは、4シームの平均球速は89.33マイルと遅いけど、クセ球なので、空振り率は18.25%と高い。
チェンジアップの空振り率は23.53%、スライダーも14.12%と変化球もいい。
見かけよりもずっといい投手で、少なくとも今のトライネンよりはいい投球ができると思うよ。


【今日の投球】
http://www.brooksbaseball.net/pfxVB/pfx.php?month=5&day=7&year=2017&game=gid_2017_05_07_wasmlb_phimlb_1%2F&pitchSel=543699&prevGame=gid_2017_05_07_wasmlb_phimlb_1%2F&prevDate=57&league=mlb

【今日の動画】
http://m.mlb.com/video/?game_pk=490573


s-ジェイソン・ワース

打線は、初回、ワースの4号ソロで先制した。
逆転された直後の5回にはワースの5号2ランで再逆転した。
7回にレンドンのタイムリーとリンドの犠牲フライで5‐2となったときは勝つと思っていたんだけどなぁ…。


イチロー2

今日のイチローは代打で出場し、1打数1安打だった。
これで今季の成績は、.154、1本、1打点になった。
イチローも1安打出て気が楽になったと思うので、頑張って欲しいよね!!


今日はマーリンズがメッツに勝ったので、ナショナルズと2位のメッツとのゲーム差は6.5で変わらなかった。
きのう、ナショナルズもA.J.コールで予想外に勝ったので、トータルで考えると2勝1敗だから悪くない。
気を取り直して明日からのオリオールズ戦を頑張ろう!!


滝川クリステル369

【クリ様の一言】
今日は本当に残念な試合でしたね…。
私もトライネン投手は再調整させた方がいいと思います。